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大谷翔平(エンジェルス)
エンジェルスの大谷翔平は現地7月21日、本拠地エンジェルスタジアムでのパイレーツ戦に「2番・投手兼指名打者」で先発出場すると、マウンド上ではMLBキャリアワーストとなる4被弾を喫するなど、6回1/3を投げ、6安打5失点、9奪三振1四球で降板となった。
しかし、この日は味方打線が猛然と火を吹き、ホームラン攻勢で二刀流スターをサポートしたことで、試合はエンジェルスが8-5で勝利し、大谷は今季8勝目を挙げた。
◆試合結果
パイレーツ|0 0 0 2 2 1 0 0 0|5
エンゼルス|0 0 0 5 3 0 0 0 X|8
地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』は試合後、電子版に「ショウヘイ・オオタニはまたもマウンドで苦しむも、エンジェルスがホームラン祭りを制する」と題した記事を掲載し、その冒頭でこの日に試合内容について、「今回はチームメイトがショウヘイ・オオタニを勝利へと押し上げ、お馴染みの苦痛を伴う筋書きを逆転させた」と要約した上で、「オオタニはキャリアハイの4被弾を喫するも、エンジェルスも4本塁打を放って応戦し、パイレーツに8-5で勝利した」と伝えた。
続けて記事では、思わぬ乱調により苦しいマウンドとなった大谷を3ラン弾により援護したマイク・ムスタカスによる「彼は今季やキャリア全体を通じ、かなりチームに貢献してきたので、助けられて良かった。今日、彼を助けることができたのは、僕ら全員にとって素晴らしいことだった」とのコメントを引用した上で、「エンジェルスが長期的にオオタニをキープするには、これからもこのような試合を多く必要とすることになる」と論じた。
とは言え、大谷はこれで3試合連続して右手の爪やマメ絡みの問題により、マウンド上では本調子とは遠いパフォーマンスを見せており、懸念点は保留されたままとなったわけだが、記事では「ネビン(監督)はこの結果を単に悪い1日として片付けた」とした上で、同監督による「私は次回彼が投げるのを見るのが待ち切れないよ」とのコメントを伝え、チームとしては投手・大谷の不調にそこまで憂慮していないことを示唆した。
J SPORTS 編集部
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