【ハイライト動画あり】順調に得点を重ねたトヨタ自動車（豊田市）がHonda（寄居町・小川町）との「自動車ダービー」を制す。都市対抗野球大会1回戦

トヨタ自動車 vs. Honda

「第94回都市対抗野球大会」が7月14日（金）に開幕した。土曜日の大会2日目は1回戦の3試合が組まれた。第3試合は9年連続25回目出場のトヨタ自動車（豊田市／東海第1代表）と、7年連続37回目のHonda（寄居町・小川町／南関東第3代表）の対戦だった。

トヨタ自動車は1回表、3番・北村祥治の四球、4番・逢澤崚介の死球で二死から1・2塁のチャンスを作る。ここから5番・多木裕史が左中間に運ぶ2点タイムリー2塁打を放ち、2点を先制した。

トヨタ自動車は3回表にも無死から4番・逢澤が中越えの3塁打で出塁。5番・多木の3球目にバッテリーエラーが出て、逢澤が生還し、多木も振り逃げで出塁する。さらに二死1・2塁から9番・和田佳大がセンター前タイムリー安打を放ち、4-0とリードを広げた。5回裏にも無死満塁のチャンスを迎え、5番・多木がセンター犠牲フライ。順調に得点を重ね、5点リードで試合の終盤に入った。

トヨタは先発の右腕・嘉陽宗一郎も終盤まで無得点投球を続けたのに対し、Hondaは4投手が合計11四死球と乱れてしまった。Hondaも9回裏、無死から2番・鈴木薫が右中間に運ぶ3塁打で出塁。3番・小口仁太郎がレフト前タイムリー安打を放って意地を見せる。

しかし、嘉陽は4番・井上彰悟を併殺に打ち取ると、代打・佐藤竜彦を148キロの速球で空振り三振に打ち取って試合終了となった。嘉陽は1失点の完投勝利。被安打5、奪三振10という万全の内容だった。

◆試合結果
トヨタ自動車｜2 0 2 0 0 1 0 0 0｜5
Ｈｏｎｄａ　｜0 0 0 0 0 0 0 0 1｜1

◆投手
・トヨタ自動車：○嘉陽宗一郎
・Ｈｏｎｄａ　：●岡野佑大、中村伊吹、山田啓太、福島由登

文：大島和人