【ハイライト動画あり】質の高いプレーを見せたパナソニック（門真市）がJR西日本（広島市）に勝利。都市対抗野球大会1回戦

パナソニックvsJR西日本

「第94回都市対抗野球大会」が7月14日（金）に開幕し、大会2日目は1回戦の3試合が組まれている。第1試合は2年連続6回目出場のJR西日本（広島市／中国第2代表）と、2年ぶり56回目のパナソニック（門真市／近畿第4代表）が対戦した。

パナソニックは8年目の右サイドハンド・與座健人、JR西日本は高卒4年目の右腕・石黒佑弥が先発する。與座は1回表のピンチを併殺打で切り抜けると、その後は安定した内容を見せる。石黒も140キロ台後半の速球を武器に、立ち上がりから好投を見せていた。

試合が動いたのは4回裏。パナソニックは無死から3番・山本ダンテ武蔵がレフトにソロ本塁打を放って先制する。パナソニックは6回にも二死から3番、4番の連続四球でチャンスを作り、5番・久保田拓真はレフト前にタイムリー安打。2-0とリードを広げて、試合は終盤に入った。

そしてパナソニックは8回、場内をどよめかせる隙のない攻撃を見せた。無死から1番・植田勝至がライト前に弾き返すと、俊足を飛ばして一挙に二塁を陥れる。植田は2番・武田登生のバントも、一塁送球後にスタートを切って三塁に進塁した。ここで3番・山本にセンター前タイムリー安打が出て、パナソニックは3点のリードを奪う。

先発・與座健人も9回を被安打6、四死球1の無失点に抑える快投。パナソニックが守備、走塁とも質の高いプレーを見せて2回戦進出を決めた。

◆試合
ＪＲ西日本　｜0 0 0 0 0 0 0 0 0 ｜0
パナソニック｜0 0 0 1 0 1 0 1 X ｜3

◆投手
・ＪＲ西日本　：石黒佑弥、岡田海希人、花村凌
・パナソニック：與座健人

◆本塁打
・パナソニック ：山本ダンテ武蔵1号（ソロ／4回）

文：大島和人