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野球 コラム 2023年7月10日

吉田正尚、グリーンモンスター超えの第10号決勝本塁打。シーズン前半の監督評価『A』に応える

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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吉田正尚(レッドソックス)

吉田正尚が出色のパフォーマンスでMLBデビューイヤーのシーズン前半を締めくくった。レッドソックスのルーキー左翼手は現地7月9日(日本時間10日)、本拠地フェンウェイパークでのアスレチックス戦に「5番・指名打者」でスタメン出場すると、4打数2安打1打点1盗塁と躍動。

3-3の同点で迎えた8回には、ケン・ウォルディチャックの投じた高めの速球を完璧に捉え、自身2度目となるグリーンモンスター越えの今季10号ソロを放ってチームを勝利に導いた。吉田は連続マルチ安打を7試合に伸ばし、打率をアメリカンリーグ3位の.316としてオールスターブレークを迎えることとなった。

◆試合結果
アスレチックス|1 1 0 0 1 0 0 0 0|3
レッドソックス|1 0 0 0 0 2 0 1 X|4

『MLB.com』でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は同日付で「ヨシダはコーラ監督から前半戦の成績として『A』をゲット」と題した記事を投稿し、その冒頭で「レッドソックスのアレックス・コーラ監督は、日曜午前の試合前会見にて、本来の仕事は一旦休止し、左翼手マサタカ・ヨシダへ中間成績を手渡す教授と化した」と前置きした上で、コーラ監督による「彼は『A』だ。それより低い評価を与える人がいるとしたら、私にはその人が何を見ていたのか分からない」と吉田の前半戦を評価したコメントを伝えた。

さらに記事では、コーラ監督の「素晴らしい週末だった。だから(オールスター期間中の)休みをエンジョイしたい。我々は良いベースボールをプレーしているが、それでも休みは必要だ。私は、明日もプレーできれば良かったと言うような奴にはならない。なぜなら、それは本当ではないか」と言うコメントを引用。

「しかしながら、ヨシダの思いは異なるかもしれない」とした上で、「彼は絶好調のまま休みを迎えるのであり、彼は7試合連続マルチ安打を記録しているが、これは今季MLBで最長の連続試合記録だ。彼はその7試合の打率を.517(29打数15安打)としている。彼はトロントのボー・ビシェットと並び、今季はリーグ最多となる34試合でマルチ安打をマークしているのである」と、このところの吉田の好調ぶりを伝えた。

また、ブラウン記者はこの日の吉田の本塁打について、「ヨシダによる日曜のクラッチホーマーは、地面から高さ3.86フィート(約1.18メートル)に来たケン・ウォルディチャックによる95.1マイル(約153キロ)の速球に対する一打だったが、これは今年レッドソックの打者による最も高い投球に対する本塁打だったという意味合いで素晴らしかった」と評している。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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