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大谷翔平(エンジェルス)
これまたいくつもある「大谷定型句」の1つであるが、独立記念日に行われたパドレスvs.エンジェルスの一戦は、「二刀流スターも人間」であることを示す試合となった。
エンジェルスの大谷翔平は現地7月4日、敵地ペトコパークでのパドレス戦に今季8勝目を期して「3番・投手兼指名打者」のリアル二刀流でスタメン出場するも、マウンド上では最後に対戦した2人の打者に連続被弾を喫するなど6回途中7安打5失点、5奪三振4四球。
そして打席では3打数無安打と投打に精彩を欠き、4試合ぶりのクオリティスタート不達成で敗戦投手となった。試合はエンジェルスが5-8で敗れ、連敗阻止に失敗するとともに、ここ10試合の成績を3勝7敗とした。
◆試合結果
エンゼルス|0 0 0 0 1 0 0 0 4|5
パドレス |0 0 0 2 0 3 2 1 X|8
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、試合の速報記事の冒頭を「エンジェルスにとって忘れたい独立記念日となった」とした上で、「この日は、マイク・トラウトが4~8週間の離脱となる左有鉤骨の骨折と診断されたことで始まった」。
そして、「その後、4回に自打球で左脛を打撲したアンソニー・レンドンが試合を去った」「そして事態がさらに悪化した6回には、二刀流スターのショウヘイ・オオタニが2者連続ホームランを許した直後に右手中指のマメにより降板した」と、この日エンジェルスを襲った惨事を時系列で伝えた。
ボリンジャー記者は記事の中で、「パドレスに対し球速が落ちているなかで投球したオオタニは、この日の速球の平均球速をシーズン平均の97.1マイル(156.3キロ)から95.3マイル(153.4キロ)に落としており、特に初回は顕著で、彼の速球はだいたい92マイル(6回途中148.1キロ)ほどだった」と、この日の大谷の速球の球速に着目しつつ、試合開始から本調子ではなかったことを示唆した。
なお、大谷は9回の第4打席で代打を送られており、この試合は打者としても途中交代するレアケースとなった。
J SPORTS 編集部
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