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菊池雄星(ブルージェイズ)
キャリアハイに並ぶシーズン7勝目こそお預けとなったが、左腕が好調の波に乗るチームを相手に出色のパフォーマンスを見せ、約1ヶ月ぶりに防御率を3点台に向上させた。
ブルージェイズの菊池雄星は現地6月20日(日本時間21日)、敵地ローンデポパークでのマーリンズ戦に先発登板すると、6回2安打無失点、6奪三振無四球の快投を見せた。菊池は圧巻の投球でクオリティスタートを達成するも、0-0の状況で降板となったため、勝敗はつかなかったが、試合は8回に先制したブルージェイズが2-0で勝利した。
◆試合結果
ブルージェイズ|0 0 0 0 0 0 0 2 0|2
マーリンズ |0 0 0 0 0 0 0 0 0|0
現地局『CBSスポーツ』は同日付で電子版に掲載した左腕位よる好投を報じた記事の中で、「左腕は単打2本しか許さなかったものの、トロントが8回までスコアレスの同点という状況を崩せなかったため、勝利は逃した」とした上で、「この支配的な登板により、キクチは7試合連続していた5回以降まで投げられなかった流れを止めた」と、菊池による久々のQS達成を伝えた。
一方、『MLB.com』は試合後、「キクチと守備陣が本領を発揮し完封勝利」と題した記事を掲載し、この試合ではブルージェイズにとって「全てが噛み合った」とした上で、「対戦相手のスキップ・シューマッカー監督が『リーグ最高』と評した守備陣による非常に優れたパフォーマンスに加え、ユウセイ・キクチによるクオリティスタートと、伏兵による2本の決定的な代打安打により、トロントは今季10度目の完封勝利となる2-0でマーリンズに勝利し、ローンデポパークでのシリーズを五分に戻した」と試合内容を要約した。
さらに記事では、この日の左腕のパフォーマンスについて、「キクチは4回にルイス・アラエスにその打席の8球目を単打にされるまで安打を許さなかった」「守備陣の援護を得たキクチは6回無失点で今季4度目のクオリティスタートをマークし、登板全体としては今季最高のパフォーマンスを見せた」と伝えた。
なお、記事を投稿したペイジ・レッキー記者は前日の試合で目下、ナ・リーグ首位打者のアラエスが5打数5安打と手のつけられない状態だったことから、初回の第1打席で菊池がアラエスを内野ゴロに打ち取った際、「ユウセイ・キクチ(とウィット・メリフィールド)はたった今、昨日誰もできなかったことをやった。ルイス・アラエスを打ち取った。4-3ゴロ死」とツイートしている。
記事によると試合後、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、「彼は※※良い球を投げた。本当に。いや、※※良い球だった。速球、スライダー、チェンジアップにカーブ。全てが最高だった。彼は使命を帯びて投げているようだった。彼は今夜、傑出していた」と菊池を評したとのこと(註:※※は原文伏字/ [expletive] )。
J SPORTS 編集部
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