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菊池雄星(ブルージェイズ)
ブルージェイズの菊池雄星は現地6月15日(日本時間16日)、敵地カムデンヤーズでのオリオールズ戦に先発登板すると、4回2/3を投げて6安打2失点、2四球7奪三振と勝敗はつかなかった。試合はその後、ブルペンが失点を喫したブルージェイズが2-4で競り負け、アメリカンリーグ東同地区のライバル相手に手痛い黒星を喫した。
◆試合結果
ブルージェイズ|0 0 1 0 1 0 0 0 0|2
オリオールズ |1 0 0 0 1 1 0 1 X|4
『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、試合後に投稿したレポート記事の冒頭で、今季直接対決で1勝5敗と大きく負け越している目下同地区2位のオリオールズについて、「彼らは悪夢だ」とした上で、今回の敗戦について、「アメリカンリーグ東地区の無慈悲な現実を味わった」と表現した。
さらに同記者は試合内容について、「ユウセイ・キクチは4回2/3で2失点と、試合を十分接戦に保ち、ネイト・ピアソンはレーダーガンで101マイルと102マイルをマークしたが、ブルージェイズはダニー・ジャンセンの2本塁打以外、ほとんど何もできなかった」と振り返った。
そして、「我々は彼らがもっとできることを知っているし、(良くなるのは)単に時間の問題と信じることもできるが、ア・リーグ東地区にあって、時を刻む音は大きくなっている」と、大激戦となっている同地区で勝ち越していながらも4位に甘んじている現況に警鐘を鳴らした。
一方、現地紙『トロント・サン』は同日付で電子版に掲載した試合のレポート記事の中で、この日の左腕の投球について、「木曜午後に先発登板したトロントのユウセイ・キクチによるパフォーマンスは、水曜夜のホセ・ベリオスによるそれには遠く及ばないものだった」と前日の試合で好投した右腕との比較で評価。
そして、「ほとんどキクチの第1球から、ジョン・シュナイダー監督とピート・ウォーカー投手コーチはストライクゾーンを疑わしく思っていた」と球審のジャッジについて疑問符を灯した上で、「キクチに関して言うと、彼のオリオールズに対する登板は5回二死で、その後も本調子でなかった一塁手ブラディミール・ゲレーロJr.の守備エラーにより終わりとなった」と、菊池が如何にQS達成を逃したかについて言及した。
これで菊池の今季成績は6勝2敗、防御率4.31となり、キャリアハイに並ぶシーズン7勝目は次戦以降にお預けとなった。
J SPORTS 編集部
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