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野球 コラム 2023年6月8日

【ハイライト動画あり】白鴎大学がベスト4進出。初出場で8強の鹿屋体育大学は1点届かず。全日本大学野球選手権準々決勝

野球好きコラム by 大島 和人
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白鴎大学 vs. 鹿屋体育大学

27校が出場し、6月5日(月)に開幕した第72回全日本大学野球選手権大会。大会4日目となる本日は、神宮球場で準々決勝の4試合が組まれている。

第1試合はここまで快進撃を見せている鹿屋体育大学(九州地区大学野球連盟南部)と、白鴎大学(関甲新学生野球連盟)の対戦だった。鹿屋体育大学は初出場で、国立大学としては13年ぶりのベスト8入りを果たしている。2回戦では関西学生連盟の名門・近畿大学を5-1で破った。

試合は白鴎大学の先発・山田怜卓が立ち上がりから好投を見せる。打線はやや攻めあぐねていたが、4回裏に無死から3番・千葉蓮がソロ本塁打を放って先制。6回裏にも相手の失策などから一死1・3塁のチャンスを作り、4番・佐々木駿介がタイムリー安打。さらに二死から6番・浅野空我が右中間を破るタイムリー二塁打を打ち、白鴎大学が4点リードで終盤を迎えた。

鹿屋体育大学も7回表、二死から5番・川瀬虎太朗のタイムリー二塁打で1点を返す。そして9回表、白鴎大の2番手を任された左腕・松永大輝に対して意地を見せた。二死無走者から4番・原俊介がレフトに今大会2号となるソロ本塁打を放つと、続く5番・川瀬が相手の失策で出塁。二死2塁から6番・窪田基希もレフト前タイムリー安打を放つ。

1点差まで追い上げて、さらに二死2塁と同点のチャンスだったが、7番・好田凌のライナーはレフトが捕球してゲームセット。あと1点が届かなかった。白鴎大学は4-3の辛勝で準決勝進出。鹿屋体育大学の善戦ぶりが際立った一戦だった。

◆試合結果
鹿屋体大|0 0 0 0 0 0 1 0 2|3
白鴎大学|0 0 0 1 0 3 0 0 X|4

◆投手
・鹿屋体大:●小川慶土、蜂須賀友助、宮本 岳
・白鴎大学:○山田怜卓、松永大輝

◆本塁打
・鹿屋体大:原 俊太(2号ソロ・9回)
・白鴎大学:千葉 蓮(1号ソロ・4回)


文:大島和人

第72回 全日本大学野球選手権大会

【ハイライト動画】準々決勝 白鴎大学 vs. 鹿屋体育大学 初出場の国立大・鹿屋体大の猛追及ばず

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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