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野球 コラム 2023年6月7日

【ハイライト動画あり】ベスト8最後の椅子は富士大学。先発のアクシデントを乗り越え中部大学に勝利。全日本大学野球選手権2回戦

野球好きコラム by 大島 和人
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中部大学 vs. 富士大学

27校が出場し、6月5日(月)に開幕した第72回全日本大学野球選手権大会は3日目。この日は神宮球場、東京ドームで2回戦が3試合ずつ行われた。

東京ドームの第3試合は出場16回目の富士大学(北東北大学野球連盟)と、出場3回目となる中部大学(愛知大学野球連盟)の対戦。富士大学は創価大学、中部大学は九州産業大学を倒しての勝ち上がりだった。

中部大学・原田暉大、富士大学・木下真吾といずれも技巧派左腕の先発で始まった試合は投手戦となる。富士大学は4回無死で、木下が被安打「0」のままアクシデントで降板。ここで4年生右腕の吉山朝陽が緊急登板する。吉山は2四球でピンチを招くが、何とか無失点で切り抜けた。そして、5回以降はしっかり立ち直る。

富士大学の打線は6回表、無死1塁から4番・渡邉悠斗が右中間を破るタイムリー二塁打を放ち先制。6番・山澤太陽が放ったセンターへの犠牲フライでもう1点を追加し、2-0とリードを奪った。

中部大学もその裏、4番・清水智裕の「チーム初安打」がソロ本塁打となって1点差に追い上げる。しかし、富士大学は8回にも無死2塁から3番・山内琉聖の投前安打が悪送球を誘い、二塁走者が生還。7番・坂本達也のレフト前タイムリー安打で4点目を加えた。

富士大学はエースの中岡大河が8・9回の2イニングを締め、4-1と中部大学を撃破。ベスト8入りを決めている。

◆試合結果
富士大学|0 0 0 0 0 2 0 2 0|4
中部大学|0 0 0 0 0 1 0 0 0|1

◆投手
・富士大学:木下真吾、○吉山朝陽、中岡大河
・中部大学:原田暉大、●南慶二朗、水谷健吾

◆本塁打
・中部大学:清水智裕(1号ソロ・6回)


文:大島和人

第72回 全日本大学野球選手権大会

【ハイライト動画】2回戦 中部大学 vs. 富士大学 緊急登板の2番手が踏ん張る

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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