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野球 コラム 2023年6月5日

千賀滉大、菊池雄星と日本人対決。3回途中64球のうち半分を見送られボールとされる

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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千賀滉大(メッツ)

MLBの先輩である菊池雄星との投げ合いとなった日本人先発投手対決で、千賀滉大が本拠地で続けていた快進撃が止まった。

◆試合結果
TOR|0 2 2 0 0 0 2 0 0|6
NYM|0 0 1 0 1 2 0 0 0|4

メッツのルーキー右腕は現地6月4日(日本時間5日)、今季6勝目を期して本拠地シティフィールドでのブルージェイズ戦に先発登板するも、3回途中4安打5四球4失点で降板となり、同球場では3試合連続して達成していたクオリティスタートが途切れることとなった。

日本人対決は、5回2失点と役割を果たした菊池に軍配が上がるも、両先発投手に勝敗はつかず、試合はブルージェイズが6-4で勝利した。試合後、現地誌『スポーツ・イラストレイテッド』は電子版に「キクチとセンガが『MLBドリーム』を実現するなか、ブルージェイズがメッツをスイープ」と題した記事を掲載。

その書き出しを「コウダイ・センガとユウセイ・キクチは10年にわたる友人であり、競争相手である」とし、NPB時代の対戦について触れつつ、「2人はMLBで対戦する目標について話していた」とした上で、「この日曜に彼らはその夢を実現し、最後はキクチのジェイズが上回った」と伝えた。

さらに記事では、この試合の重要なポイントの1つとして、「忍耐がセンガにヒビを入れる」との小見出しをつけた上で、「トロントの打棒は序盤から、センガの楽しみを損ねた」「ダメージはジェイズの忍耐からもたらされ、彼らはメッツの先発投手が投じた64球の半分を見送ってボールとした」「右腕の評判になっている『ゴースト・フォーク』スプリッターに対し、トロントは14球中2回しか空振りしなかった」と、千賀の決め球を見る作戦が奏功したことを伝えた。

記事によると試合後、ブルージェイズのジョン・シュナイダー監督は、「我々はかなり忍耐強かったので、見ての通り、彼の投球数を多くすることができた。(スプリッターは)ゾーンの外だった。選手たちはとても良く見極めていたと思う」と述べたとのこと。

そして千賀の降板について「とは言え、トロントの打者はスイングしたときは結果につなげた」と前置きした上で、ルーキー右腕の失点シーンについて振り返り、「メッツのエラーとセンガがさらにいくつか四球を出した後、ニューヨークのバック・ショーウォルター監督はマウンドへゆっくりとした足取りで進み、先発投手を下げ、早くも日本人投手対決を終わらせた」と伝えた。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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