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大谷翔平(エンジェルス)
歴史的偉業へ今回は二塁打1本が足りなかった…。エンジェルスの大谷翔平は現地5月15日(日本時間16日)、敵地でのオリオールズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場すると、マウンド上では3被弾しながらも7回を投げ切り、4安打5失点5奪三振2四球の内容で降板すると、打席では今季第9号となる特大のホームランを放つなど、本塁打と三塁打を含む5打数4安打3打点の大暴れで自身を援護し、今季5勝目を挙げた。
この日は第5打席(野選)か、第6打席(単打)に二塁打を放っていれば、MLB史上初となる先発投手によるサイクルヒット達成となったが、先月27日の試合同様、歴史的快挙へ、惜しくも最後の1本が出なかった(先月の当該試合では、最終打席の中飛があと数十センチ伸びスタンドインしていれば快挙達成だった)。
現地紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』は、試合後に電子版に掲載した大谷の活躍を伝える試合のレポート記事の書き出しを「ショウヘイ・オオタニは、彼が投球するときと打つときは、自身を2人の別の選手として見ていると述べたが、彼が4回に打席へ足を踏み入れたとき、打者としてのオオタニは、投手としてのオオタニがやったことへの埋め合わせをしなければならなかった」とした。
その上で、「オオタニは最初の3回で2本の2ラン本塁打を許していたが、4回に3ランホーマーを放つと、エンジェルスが月曜の夜にボルティモア・オリオールズに9-5で勝利した試合で、サイクルヒットまで、あと二塁打1本のところまで迫った」と、二刀流スターの打席での活躍を振り返った。
続けて記事では、この本塁打について、指揮官の言葉を引用しつつ、「『あのスイングの裏には、ちょっとした怒りもあったと思う』と、フィル・ネビン監督はオオタニによる今季最長の推定飛距離456フィート(約138.9メートル)の9号本塁打について述べた」と伝えている。
また、大谷は第1打席で四球を選んだことから、この試合では5回出塁しているのだが、記事によると、先発投手が5回出塁したのは、1964年のメル・ストットルマイヤー(ヤンキース)以来とのこと。
なお、英語では二刀流の業績を表現する際、ベーブ・ルースに由来する『Ruthian』(ルーシアン)という形容詞がしばしば用いられ、直訳すると『ルースの』あるいは『ルース的な』となるのだが、先発登板して勝利投手となりつつ、特大ホーマーを放ち、サイクルヒットまで二塁打1本が足りなかったこの日の大谷のパフォーマンスを目の当たりにした現地実況は、「いつの日か、『オオタニアン』と呼ばれるようになるのでは」とコメントしている。
J SPORTS 編集部
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