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野球 コラム 2023年5月10日

【広島好き】首位チームの守護神攻略も苦戦が続いたゴールデンウィーク。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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◆次世代を担う若ゴイ、投打で明暗。続く若手は…

5月3日に8番・セカンドでスタメン出場した韮澤雄也がプロ初となるマルチ安打を記録。サイ・ヤング賞投手のバウアーからの2安打は、一軍定着へ大きなアピールとなった。守備でも初回の1・2塁間の打球処理の際に、実況アナウンサーが思わず菊池と間違えるなど、右に左に好守を披露した。

次世代の野手が輝きを見せた一方で、今季開幕ローテ入りを果たした遠藤淳志は、5日の阪神戦で3回までに2本塁打を浴びて4失点で降板して自身4連敗。試合後に二軍降格が決まった。

代わりに昇格したのが中村祐太で、今季はここまでウエスタンリーグで7試合に登板して2勝0敗、13イニングで15奪三振、防御率0.00と無双の投球を見せている。無双と言えば、ファームの野手では林晃汰が、ここまで29試合で打率.297、4本塁打、16打点と好調で、自身2年ぶりとなる一軍昇格が期待される。

*****

週間MVPは、野手は週間打率.357の西川龍馬、打数は少ないながら4試合出場で同.333の韮澤あたりが候補となりますが、ここはやはり2試合出場ながら同.500で満塁弾を含む5打点をマークした坂倉でしょうか。投手は候補と言える選手が少ないですが、チームが厳しい状況の中、いずれも2試合ずつに登板して週間防御率0.00のターリー、島内颯太郎、大道温貴のリリーフ陣を、今後の期待も含めてMVPとしたいと思います。

5月7日終了時点で28試合13勝15敗、勝率.462のリーグ3位という成績は、評価が分かれるところでしょう。ここから5月末に始まる鬼門の交流戦まで、いかに貯金を作れるかというところですが、今年は広島でG7サミットが開催される影響で、9日から2週間、4カードをビジターで戦わなくてはいけないことになっています。今季はホームで9勝5敗、ビジターでは4勝10敗と嫌なデータもありますが、新監督の手綱裁きに期待しましょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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