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吉田正尚(レッドソックス)
開幕1ヶ月で全チームが勝率5割以上という歴史的にハイレベルな争いとなっているアメリカンリーグ東地区は現地5月2日(日本時間3日)、ボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックスとブルージェイズの一戦で、吉田正尚と菊池雄星による日本人対決が実現した。
この試合に「6番・指名打者」で先発出場した吉田は、4回の第2打席に先発登板した菊池から、右中間への今季5号ソロ本塁打を放つなど、3打数2安打でチームによる7-6の勝利に貢献した。
一方、開幕から快調な投球を続けていたブルージェイズの先発左腕はレッドソックス打線に攻略され、4回1/3を投げ、9安打5失点での降板となった。菊池が降板した時点では、ブルージェイズがリードしていたことから、菊池に勝敗はつかなかった。
地元紙『トロント・スター』は試合後、電子版に「キクチのマジックは尽き、ブルージェイズはレッドソックスに敗れて3連敗」と題した記事を掲載し、その中で、「5月は厳しい出だし」と小見出しをつけた上で、「ユウセイ・キクチは4月を完璧な1ヶ月としたが、火曜は敗戦の責を負わなかったものの、左腕にとって5月最初の先発は厳しいものとなった」と伝えた。
さらに記事では、この日の菊池のパフォーマンスについて、「キクチが4回1/3を投げる中で最初に許した6安打のうち5安打は、3二塁打、2本塁打と長打だった。1本の単打も、センターでのケビン・キーアマイヤーによる見事なプレーがなければ二塁打になっているところだった」と振り返った。
『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、試合後に投稿したレポート記事の中で、この試合での左腕について、「ユウセイ・キクチはストライクゾーンで勝負していたが、あまりに安直だったことから多くの快音を許し、4回1/3で5失点を喫した」と表現した。なお、菊池によるこの試合での与四球はゼロだったが、奪三振も2と少なめだった。
J SPORTS 編集部
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