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野球 コラム 2023年5月2日

【広島好き】4月は勝率5割、菊池涼介が1500本安打、両外国人も上昇ムード。『週刊カープいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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広島東洋カープ

勝率5割で4月を終えた新井カープ。最後は今季最多の14安打、4本塁打で11得点と、いい形で終わることができました。とは言え、雨で1試合を流した先週は2勝3敗と負け越し。週明け早々には、チームの今後を左右しかねない一報が飛び込んできました…。

◆菊池涼介、史上132人目の通算1500安打達成

26日の中日戦で3回に追撃のタイムリーを放ち、通算1499安打とした菊池涼介。翌27日には、第1打席で三塁への内野安打で記録達成となり、「鮮やかなヒットでないところが僕らしい」と、いかにも菊池らしいコメントで喜びを表した。

延長戦となったこの試合では、12回にサヨナラ勝ちの起点となる安打を放つなど、6打数5安打の固め打ち。28日からの巨人との3連戦では、芸術的と言うべきグラブトスなど好守備を連発し、ここまで打率4割をキープしている秋山翔吾とともに、チームを牽引する存在となっている。

◆両外国人が東京ドームでいよいよお目覚め?

4月終了時点でマクブルームが打率.235、デビッドソンが同.167と、今ひとつ波に乗れないチームの象徴的な存在となっている外国人2人だが、巨人3連戦では、今後の爆発も予感させる兆しを見せた。

開幕から4番に固定されているマクブルームは、27日の中日戦で8回に同点タイムリーを放つと、28日には内野ゴロの間に2試合連続打点を記録し、二塁打も放って1安打。29日に二塁打と安打で今季初となるマルチ安打を記録すると、30日には3ラン本塁打など、3安打猛打賞をマークした。

新井貴浩監督が「100打席まで我慢する」という新外国人デビッドソンは、28日に14試合49打席ぶりとなる先制の5号本塁打。看板直撃弾で賞金100万円とビール1年分をゲットした。翌日には23試合目で来日初となるタイムリー安打を放ち、30日も1安打で両外国人が揃って3戦全てで安打を記録した。

◆プロ初、来日初、今季初…。まとめて先週の『初』

今季初の延長戦となった27日、試合を決めたのはサヨナラ押し出し四球を選んだ韮澤雄也。プロ4年目での初打点で、初のお立ち台となった。同日には12回の1イニングを無失点に抑えた矢崎拓也が今季初勝利をマークした。

プロ野球2023公式戦

【ハイライト動画】広島 vs. 中日(4月27日)菊池涼介が1500本安打&韮澤雄也がサヨナラ押し出し

29日には前述したデビッドソンが来日初タイムリー。この試合まで5本塁打、犠飛2を記録していたが、適時打は初となった。30日には上本崇司と磯村嘉孝が今季初本塁打を記録。先発したアンダーソンは、今季初勝利をマークした。

◆明暗が分かれた先発陣、そして守護神が…

27日に先発した九里亜蓮は、勝ち星こそ付かなかったが7回1失点の好投。5回の失点で自身の連続イニング無失点は19でストップしたが、ここまで4試合に先発登板して防御率0.68と好調が続いている。

29日のコルニエルは6回1失点で勝利投手の権利を得て降板したが、チームがサヨナラ負けで今季初勝利を逃した。先発転向の今季は、変化球を効果的に織り交ぜた昨年までとは違うスタイルで、ここまで2試合で防御率1.32と安定した投球を見せている。

28日の遠藤淳志、30日のアンダーソンは、ともに5回3失点だったが、遠藤が負け、アンダーソンが勝ちと、打線の援護で明暗が分かれた。心配なのが26日の大瀬良大地で、『積極的休養』から中11日での先発も、4回2失点で降板。左ハムストリングの故障で登録抹消となった。そして、29日に逆転サヨナラ弾を浴びて4敗目を喫した栗林良吏が、翌日ベンチ入りから外れて5月1日にこちらも一軍登録から抹消された。

栗林の抹消理由は右内転筋の強い張りということですが、心配していたことが早くも現実になった、というところでしょうか。先発とリリーフで柱となるべき2人の離脱は、チームにとって痛いと言うしかありませんが、1日も早く万全な状態で復帰することを祈るのみです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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