ダルビッシュ有、痙攣で途中降板も今季初勝利。次はメキシコで予定通り先発

ダルビッシュ有（パドレス）

パドレスのダルビッシュ有は現地4月23日（日本時間24日）、敵地でのダイアモンドバックス戦に先発登板すると、6回途中1失点と好投するなか、右脚の不調を訴え、急遽降板となった。

結局、試合はパドレスが7-5でシリーズ3勝目を挙げ、ダルビッシュは5回2/3、102球を投げ、2安打1失点、5奪三振5四球で、今季初勝利を挙げた。

気になる負傷の具合について、『NBC』のサンディエゴ現地局は電子版に掲載した記事の中で、「恐怖は一時的なものだった」とした上で、「メルビン監督は、あれは痙攣であり、ダルビッシュは次回も予定通り先発すると述べた」と伝えた。

同様に『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者も、「痙攣で降板したダルビッシュはメキシコに眼差しを向ける」と題した速報記事を投稿し、「ダルビッシュは試合後に『右のハムストリングを単につっただけ』と述べた」と右腕のコメントを伝えた。

さらにカッサベル記者はこの日のダルビッシュの投球について、「5回2/3で102球を投げていたため、どちらにせよ、ダルビッシュの1日は終わりに近づいていたと見られる」とした上で、「彼は1点と2安打しか許さなかったものの、若干コントロールに苦しむなか、5四球を与えた」と、ダルビッシュらしからぬ四球の多さで投球数が嵩んだことを伝えた。

記事によると、試合後メルビン監督は、「次回登板は大丈夫だろう」と述べたとのことで、カッサベル記者はダルビッシュの次回登板試合について、「次回はメキシコシティで行われる日曜の試合になる予定であり、パドレスはジャイアンツとの2連戦の第2戦に臨むことになる」とした上で、「言うまでもないことだが、ダルビッシュはこの機会を楽しみにしている」と伝えている。