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千賀滉大(メッツ)
メッツの千賀滉大は、味方の攻撃が長くなるなか、マウンドでリズムに乗り切れず、大量得点の援護がありながらも、デビューからの3連勝を逃した。
ルーキー右腕は現地4月14日(日本時間15日)、敵地でのアスレチックス戦に今季3勝目を期して先発登板するも、大量リードがあるなか、5回途中、7安打4失点、7奪三振4四球で降板となった。試合は球団記録となる17四球で、大量の走者を溜めたメッツが17-6で勝利した。
『MLB.com』は同日付で掲載した試合のレポートの記事の中で、「メジャーリーグ3度目の先発だった日本人ルーキー、コウダイ・センガによる標準未満の登板はあったものの、1試合の異なる2イニングにおいて、それぞれ1安打で6得点した偉業は、勝利するのに十分だった」と試合のあらましを伝えた。
なお、記事によると、この「1試合の異なる2イニングにおいてそれぞれ1安打で6得点した偉業」はMLBで「少なくとも1957年以降では初」とのこと。
また、記事では「メッツ打線は打者一巡の攻撃をエンジョイしたものの、この長い半イニングはセンガに逆の作用を及ぼした」と、長い攻撃が千賀にとって投球を難しくする要因になったことについて触れた上で、「30歳の右腕は、金曜の夜は制球に苦しみ、与四球4、被安打7で、これには2本の本塁打が含まれている」と、この日の右腕の投球について振り返った。
それでも、決め球の「お化けフォーク」はしっかりと威力を発揮していたことから、記事では「最もシャープな登板ではなかったとは言え、センガはこの日も機能していた『ゴーストフォーク』で、これを初めて目にしたアスレチックスの打者たちを驚かせた」とした。
その上で、「彼は7奪三振のうち4三振を自身の代名詞である投球で奪い、対戦相手に深い感銘を与えた」と続け、アスレチックスの指名打者、ブレント・ルッカーによる「彼の投球は素晴らしかった。正に噂通りのものだった」とのコメントを伝えた。
J SPORTS 編集部
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