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野球 コラム 2023年3月30日

【横浜好き】データから見る開幕カードで活躍しそうなベイスターズの選手

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

2023年シーズンがいよいよ開幕します。『横浜頂戦』のスローガンのもと、四半期世紀ぶりとなるリーグ優勝、日本一を目指す今季は、開幕前の順位予想などの評価も上々のようです。開幕ダッシュに向けて、今回は近年のデータから、開幕からの3カードで活躍しそうな選手を探してみたいと思います。

3月31日(金)~4月2日(日)vs.阪神(京セラドーム)
4月4日(火)~6日(木)vs.巨人(横浜)
4月7日(金)~9日(日)vs.中日(横浜)

まずは投手陣から。先発は開幕投手の石田健大からガゼルマン笠原祥太郎が敵地での阪神との開幕3連戦に登板し、地元開幕カードとなる巨人3連戦には濱口遥大平良拳太郎東克樹が予想されています。

自身2度目となる大役を任された石田は、昨季の阪神戦で4試合に先発して3勝0敗、防御率1.11と抜群の成績。全てリリーフ登板だった2021年も6試合で防御率0.00と、相性の良さを買われての抜擢となったようです。ローテ通りなら、3カード目となる中日戦の初戦にも登板することになりますが、こちらも昨季成績は3試合で2勝1敗、防御率2.37と好成績を残しています。

2、3戦目のガゼルマンと笠原は、いずれも昨季は阪神戦の登板がありませんが、笠原は自己最多の6勝をマークした中日時代の2018年に、対阪神戦で3試合2勝1敗、防御率1.26を記録しています。ガゼルマンは、昨季の中日戦で2試合に先発して1勝0敗、防御率0.00と、得意のカードと言えるでしょう。

巨人との地元開幕カードは、濱口が2021・22年の対巨人戦防御率がいずれも7点台、東も昨季の巨人戦は4試合で1勝2敗、防御率5.94と、やや不安が残る結果となっています。トミー・ジョン手術からの復帰となる平良は、離脱前の2021年3・4月に巨人戦の5回無失点を含む2試合で防御率0.90をマークしており、こちらは期待できそうです。

リリーフ陣は、山崎康晃が昨季の対戦防御率で阪神戦が1.08、巨人戦0.73、中日戦0.75、伊勢大夢は3カードでいずれも同0点台と安定しています。やや不安が残るのがエスコバーで、阪神戦と中日戦で同3点台と打たれており、阪神戦は同0.84(10試合)の入江大生、中日戦は復肩を目指す三嶋一輝(2021年:13試合同0.71)あたりに期待したいところです。

野手で頼れる存在になりそうなのが佐野恵太で、昨季の3・4月成績は打率.288、2本塁打、10打点(25試合)ですが、カード別成績を見ると、昨季は対巨人戦が対戦打率.330、7本塁打、18打点、対中日戦が同.341、2本塁打、13打点と、抜群の相性を誇っています。

開幕カードの阪神戦で、昨季対戦打率.300をマークしているのがWBC帰りの牧秀悟で、甲子園での同.212に対して、開幕カードの舞台となる京セラドームでは.308を記録しているのも好材料と言えそうです。桑原将志は昨季、対戦打率は.265でしたが、京セラドームでの試合で満塁本塁打を放っています。

巨人戦では、前述した佐野の他にも、ソトが昨季対戦打率.337、5本塁打、13打点と得意にしており、桑原が同.333、宮崎敏郎も同.319と、地元開幕カードでは、自慢の打撃陣が本領発揮となりそうです。

昨季の中日戦で大活躍したのが牧で、対戦打率.306で6本塁打、23打点と大きな得点源となっています。ソトも同.333、2本塁打、8打点をマークしており、相性のいいカードと言えるでしょう。

昨季規定打席以下の選手では、大田泰示が対阪神戦で対戦打率.424(13試合)と驚異的な数字を残しています。楠本泰史も同.357(18試合)で、京セラドームでは3試合で同.500と、大田以上の数字を残しています。

開幕戦の相手となる昨季の投手三冠・青柳晃洋に対しては、神里和毅が昨季も10打数3安打、1本塁打の対戦打率.300と、キラーぶりは健在。神里は対巨人でも昨季は同.375(15試合)と、好成績を残しています。

昨季の巨人戦では蝦名達夫が対戦打率.357(8試合)、中日戦は関根大気が同.308(17試合)をマークしており、三浦大輔監督には相性を考慮しての選手起用も期待したいところです。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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