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野球 コラム 2023年3月29日

大谷翔平所属のエンジェルスは10位、千賀滉大のメッツは1位。MLB今季の先発ローテーションのトップ10

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平のエンジェルスは10位にランク

このオフシーズンは、ジャスティン・バーランダー(メッツ)やジェイコブ・デグローム(レンジャーズ)といったMLBを代表する大物投手が移籍したことで、投手陣という観点からは、MLBの勢力図にダイナミックな変化が起こったわけだが、現地メディアはその辺りのことをどのように見ているのだろうか。

その手がかりは、『MLB.com』が現地27日付で掲載した「2023年の先発ローテーショントップ10」という記事に見いだすことができる。

記事を寄稿したアンソニー・カストロビンス記者は冒頭で、古式ゆかしい5人ローテーションではなく、各球団から「いきなりというわけではないかもしれないが、最終的にチームにインパクトを与えるであろう6人の先発投手を選出し格付けをした」と前置きした上で、今季MLBの先発ローテーション10傑(10位はタイで2チームが並んだため、実際は11チーム)をリストアップした。以下がそのトップ10である。

1位: メッツ
2位: ブルワーズ
3位: ブレーブス
4位: レンジャーズ
5位: フィリーズ
6位: ヤンキース
7位: パドレス
8位: アストロズ
9位: ブルージェイズ
10位: エンジェルス、マリナーズ

お気付きのように、その6人の先発ローテーションに日本人選手が名を連ねる球団が4チーム選ばれている。

カストロビンス記者は10位タイに選んだエンジェルスについて、二刀流スターの大谷翔平を擁しながらも低迷する理由は先発ローテーションではなく、むしろ攻撃にある、とした上で、「オオタニがエースとして進歩し続けており、初めてサイ・ヤング賞投票で得票するなか、(昨季の)エンジェルスの先発ローテーションは防御率3.67でMLBでは6位にランクインした」とした。

そして昨季、防御率2.91としたパトリック・サンドバルの存在について触れつつ、今季は「昨季ドジャースでキャリアハイの178回2/3を投げ、防御率2.57としたタイラー・アンダーソンを獲得したことで、先発ローテーションはさらに効果的になった」と評している。

9位に選んだブルージェイズについては、昨季、出色のパフォーマンスを見せたアレック・マノアとケビン・ガウズマンという2大エースの成績について振り返りつつ、「仮に、明確な信念を持って投げている菊池雄星の素晴らしい春が、彼のもたらすことのできるものを示唆しているのであれば、トロントは断然良くなる」とした上で、「ただし、彼らがこのリストのランキングよりも、上に行けるかどうかは、最終的にホセ・ベリオスに懸かっている」と、昨季不振に喘いだ右腕をキーマンに挙げた。

同記者はパドレスを7位とした根拠について、「ケガから早い回復を見せているジョー・マスグローブ、そしてダルビッシュ有の2人は、昨季リーグ平均より20%以上優れていた」点と、さらには「スネルがソリッドな2022年シーズンを送った上で今季を迎えること」に加え、「ニック・マルティネスと再契約し、マイケル・ワカとセス・ルーゴを加えたことで、ローテーションに厚みが増した」としている。

なお、1位に選出したメッツについては、「マックス・シャーザーとデグロームで始まったローテーションが昨年のリストでトップを飾るのに相応しかったのと同じように、シャーザーとバーランダーで始まるローテーションは、今回のリストでトップを飾るのに相応しい」とした。

ただ、両エースの年齢に加え、「30歳の千賀滉大は日本でのキャリアにおいて、年間150イニング以上投げたのは2度のみ」であり、「カルロス・カラスコは36歳で今季を迎え、オフシーズンに獲得したホセ・キンタナは肋骨の手術により少なくとも7月まで戦列を離れる」ことがリスクであると指摘し、「現時点でメッツはナンバーワンに君臨しており、願わくは、この最高のグループがこれ以上の後退を回避してくれれば」としている。

J SPORTS編集部

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