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4月中の復帰を目指す鈴木誠也
左脇腹を痛めWBCを辞退するなど、この春は不運な出遅れを強いられていた鈴木誠也だが、実戦復帰へ向けた予定が具体化してきたようである。
『MLB.com』は現地27日付で更新した最新の負傷者情報のなかで、「セイヤ・ズズキがマイナーリーグの試合でプレーを開始する」と見出しをつけ、「月曜のマイナーリーグの試合にて守備で3イニング、プレーする予定となっている」と報じられ、ロッキーズ傘下2Aとの練習試合に守備のみで出場した。
続けて記事では、「スズキは引き続き、野球の動きに関する練習を増加させており、デビッド・ロス監督は、このまま支障がなければ、土曜か日曜までには打席での練習を積み始めることになると述べている」と、今週の見通しを伝えるとともに、「スズキは負傷者リストに載ったままシーズン開幕を迎える見込みとなっているが、4月中には復帰できるだろう」と、復帰のタイミングについて伝えた。
なお、ロス監督はこれまで再三、鈴木の復帰について焦ることはないとし、無理に開幕に間に合わせる必要はないと述べているが、どうやら4月中にはラインナップに戻ることができそうなのは、一先ず朗報と言えるだろう。
何しろ、鈴木といえば、『MLB.com』が現地25日付で掲載した「各球団で最も必要不可欠な選手」という趣旨の記事で、「ダンズビー・スワンソンは高額アイテムだが、もしカブスが人々を驚かすのであれば、彼らはスズキに健康でいて、打撃好調でいてもらわなければならない」と、今季からカブスに移籍した昨季ナ・リーグ遊撃手部門のゴールドグラバーであるダンズビー・スワンソンを押し退けて、カブスで最も欠かせない選手に選出されているのである。
カブスはこのオフシーズン、フリーエージェントとしては球団史上2番目に大型の契約となる7年総額1億7700万ドル(約230億円)で獲得したスワンソンに加え、ここ数年続く不信からの脱却を期す元ナ・リーグMVPのコディ・ベンリンジャーや、実績十分のベテラン内野手であるトレイ・マンシーニといった新戦力をロースターに加えているだけに、万全の状態になった鈴木が早い段階で復帰できれば、シーズン序盤に台風の目となるような、かなり面白い存在となるかもしれない。
J SPORTS 編集部
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