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野球 コラム 2023年3月13日

【ハイライト動画あり】イタリアがプールAを2位で通過、準々決勝で日本と対戦。2大会連続ベスト4のオランダは敗退。WBC 1次ラウンド

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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イタリアvs.オランダ

大混戦となった2023ワールドベースボールクラシック1次ラウンドプールAは、泣いても笑ってもこの欧州ライバル対決が最後の対戦カードとなった。

2連勝スタートながら、前日のナイトゲームでチャイニーズ・タイペイに敗戦を喫したオランダは、この試合での勝利で無条件に準々決勝進出が決定。そのオランダは敗れても大量失点さえ免れれば1次リーグ突破の可能性が残るものの、イタリアは準々決勝進出へ、この試合での勝利が絶対条件となる。

失点がキーポイントとなるWBC初顔合わせとなった欧州対決は、今大会2度目の登板となるイタリア先発のマット・ハービーがまずますの立ち上がりを見せると、オランダ先発のジューデン・エスタニスタも安定した立ち上がり試合に入る。

試合が動いたのは3回。オランダはこの回先頭の9番ハドウィック・トロンプがカウント1-1から右翼スタンドへ先制のソロ本塁打を放つ。とは言え、ハービーはこれが唯一の失点となり、結局、4回1失点でしっかりと役目を果たす。

一方、オランダは3回から継投に入り、この回はマイク・ボルセンブルークがイタリア打線を三者凡退に打ち取る。しかし続く4回はイタリア打線がボルセンブルークを捉え、無死から連打で同点に追いつくと、なおも一死満塁とチャンスを広げ、ワイルドピッチで2-1と勝ち越す。さらに、ベンジャミン・デルジオとサル・フレリクの適時打で4-1とリードを広げると、好調ニッキー・ロペスの2点適時3塁打でこの回一挙6得点を挙げる。

勝敗もさることながら、1次ラウンドの勝ち抜けは、勝敗で並んだ場合、当該国の成績に次いで失点率が重要となる関係から、できる限り失点を避けつつ得点を挙げてイタリアの失点率を悪化させたいオランダは6回、無死満塁と絶好機を作るも、イタリア3番手ジョセフ・ラソーラの前に、内野フライと連続三振に倒れ、この上ないチャンスをふいにする。

チームの勢いと笑顔の量で勝るイタリアはその後、8回に1点を加え7-1として最終回を迎えると、そのままオランダを抑えきり勝利。この結果、プールAは全5チームが2勝2敗で並ぶ事態となり、失点率の関係で、最終順位は1位キューバ、2位イタリア、3位オランダ、4位パナマ、5位チャイニーズ・タイペイとなった。

◆試合結果
オランダ|0 0 1 0 0 0 0 0 0|1
イタリア|0 0 0 6 0 0 0 1 X|7

◆順位表
1位 キューバ 2勝2敗 失点15
2位 イタリア 2勝2敗 失点17
3位 オランダ 2勝2敗 失点19
4位 パナマ 2勝2敗 失点21
5位 チャイニーズ・タイペイ 2勝2敗 失点31

2023 WORLD BASEBALL CLASSIC

【ハイライト動画】イタリア vs. オランダ

J SPORTS編集部

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