【ハイライト動画あり】韓国、キム ハソンの2発でチェコを破り大会初勝利。WBC 1次ラウンド プールB

韓国vs.チェコ共和国

前日の勝利で日本代表が準々決勝進出をほぼ手中に収めた「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」（以下WBC）のプールBは、2次ラウンド進出が限りなく残り1枠に近い状況となる中、1勝1敗のチェコ共和国と開幕2連敗となった韓国が東京ドームでのデーゲームで対戦した。

国際舞台で初顔合わせとなる生き残りを懸けた一戦は、韓国の大量得点という形で幕を開ける。後攻の韓国は初回、チェコ先発のルカシュ・エルツォリを攻め、イ・ジョンフとカク・ベクホの適時打で先手を取ると、その後も押し出しとトミー・エドマンの2点適時打で一挙5点を奪い、試合の主導権を握る。

投手陣に不安を抱える韓国は3回にキム・ハソンのソロ弾で加点し、6-0として安全圏とも言えるリードを作り出す。対するチェコは5回無死から、それまで無安打に抑えられていた韓国先発のパク・セウンに対し、マルティン・チェルベンカがチーム初安打となる二塁打を放つも、韓国2番手のクァク・ピンを攻略できず、無失点のまま試合後半へと折り返す。

反撃に転じたいチェコは7回、このイニング先頭のエリック・ソガードから始まった連打で一死1・2塁のチャンスを作ると、マチェイ・メンシクの2点適時二塁打でついに韓国投手陣から得点を奪う。しかし、韓国はその裏、メジャーリーガーのキムがこの日2本目のソロ本塁打を放ち、7-2として再びチェコを突き放す。

それでも大会を通してひたむきな姿勢を見せ続けるチェコは8回、一死からの連打で1・2塁のチャンスを作ると、その後、死球により二死満塁としたところで、ワイルドピッチにより1点を返すも、打席に立ったチェルベンカは三振に倒れる。

結局、試合はそのまま7-3でゲームセットとなり、韓国が大会初勝利を挙げるとともに、この試合結果により日本の準々決勝進出が決定した。

◆試合結果
チェコ｜0 0 0 0 0 0 2 1 0｜3
韓　国｜5 1 0 0 0 0 1 0 X｜7