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野球 コラム 2023年3月6日

大谷翔平vs.マイク・トラウト、村上宗隆vs.エドウィン・ディアス、WBCで実現するかもしれない12の「夢の対決」

野球好きコラム by J SPORTS 編集部
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まもなく開幕するWBC

開幕まであとわずかとなった今回の「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」(以下WBC)は、優勝候補と目されるドミニカ共和国アメリカ、そして日本を始め、プエルトリコベネズエラ、さらにはメキシコカナダなど、多くのチームのロースターにスター選手が名を連ねており、第2ラウンドから決勝にかけては言うに及ばず、第1ラウンドから豪華な対決が実現することがほぼ決定している。

『MLB.com』は現地4日、「ワールド・ベースボール・クラシックにおける夢の対決12選」なる記事を掲載し、今大会で実現するかもしれない夢の対戦カードについて特集している。

記事を書いたデビッド・アドラー記者は冒頭で、「今大会ではチームメイトvs.チームメイト、期待の新星vs.期待の新星、国際的な天才選手vs.国際的な天才選手、さらにはMLBのスーパースターvs. NPBおよびKBOのエリート選手という夢の対戦が見られるかもしれない」とした上で「2023 WBCでの実現を願う12の対決」を紹介。

その筆頭に「マイク・トラウト(アメリカ)vs.大谷翔平(日本)」を挙げ、「これは今大会最高のマッチアップになるだろう」とし、「WBCは、このエンジェルスのチームメイトが直接対決する唯一の場」とした上で、「アメリカと日本はお互い反対側の組に入ったため、トラウト対大谷の対決が実現する場合、それは準決勝、あるいは決勝でのこととなる。その場面を想像してみて欲しい」と続けた。

次にアドラー記者が選んだ夢の対決は「イ・ジョンフ(韓国)vs.佐々木朗希(日本)」であり、同記者はこの2人の対戦について、「将来のMLB有望株候補同士の対決」と表現している。韓国と日本は同じプールBに入っているため、佐々木が韓国戦に登板すれば、この対決は早くも3月10日の金曜に実現することとなる。

3番目には「村上宗隆(日本)vs.エドウィン・ディアス(プエルトリコ)」を挙げており、アドラー記者はこの対戦について、村上は「日本のアーロン・ジャッジ」であり、「100マイルの速球と消えて失くなるスライダーを武器に、対戦する打者の半数から三振を奪うディアスは、メジャーリーグで最も支配的なクローザー」であることから、ぜひ見たい対戦カードとしている。

続いて選出されたのは「フレディ・フリーマン(カナダ)vs.山本由伸(日本)」であり、アドラー記者はこの顔合わせを選んだ理由について、フリーマンは「恐らく今大会で最も完成した主砲」であり、山本は「日本で最も完成した投手」であることとしている。

しかし、この対決が発生するとしたら準決勝以降となるため、日本がベスト4入りを果たさなければならないのは言うまでもないことだが、アメリカ、メキシコ、コロンビアなどと同じグループCに入ったカナダが第1ラウンド突破を果たした上、第2ラウンドでは、死の組となったプールDから勝ち上がってきたチーム(ドミニカ共和国、プエルトリコ、ベネズエラの何れかになる可能性が極めて高い)に勝たなければならず、実現の可能性はかなり低いと言えそうだ。

日本人選手絡みの「夢の対決」はここまでであり、これ以降は次のマッチアップが選出されている。

ポール・ゴールドシュミット(アメリカ)vs.サンディ・アルカンタラ(ドミニカ共和国)
※ナ・リーグMVP vs. サイ・ヤング賞

ムーキー・ベッツ(アメリカ)vs.フリオ・ウリアス(メキシコ)
※ドジャースのチームメイト対決

ここまでが投手vs.打者。以降は野手対決、元チームメイト対決などとなる。

ボビー・ウィットJr.(アメリカ)vs.フリオ・ロドリゲス(ドミニカ共和国)
※ともに22歳、28本塁打25盗塁のロドリゲス、ウィットは20本塁打30盗塁

ロナルド・アクーニャJr.(ベネズエラ)vs.フアン・ソト(ドミニカ共和国)
※25歳のアクーニャと 24歳のソト、世界最高の2人

マニー・マチャド(ドミニカ共和国)vs.ノーラン・アレナード(アメリカ)
※世界最高の三塁手を争う2人。ナ・リーグMVP投票で2位と3位

◆ザンダー・ボガーツ(オランダ)vs.ラファエル・デバース(ドミニカ共和国)
※昨季までのレッドソックスの三遊間コンビ。ボガーツはパドレスに移籍

ミゲル・カブレラ(ベネズエラ)vs.アルフレド・デスパイネ(キューバ)
※WBCのレジェンド。カブレラは第1回大会から出場で通算6本塁打。デスパイネは2009年から最多の7本塁打

アダム・ウェインライト(アメリカ)vs.ヤディアー・モリーナ監督(プエルトリコ)
※18年間、カージナルスでチームメイト

J SPORTS編集部

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