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吉田正尚のレッドソックスの同僚であるボビー・ダルベックは、2023年シーズンにおいて、打棒復活が期待されるスラッガーの1人だ。
何しろ、メジャー2年目だった2021年に、21二塁打、25本塁打、78打点をマークし、リーグトップクラスのバレル率(打球の優劣を判断する指標)を残すなど、スラッガーとして素質を遺憾無く発揮したものの、昨季は9二塁打、12本塁打、39打点と全てが半減以下と、「成長痛」を余儀なくされたのだから、このスプリングトレーニング中のダルベックに「今季バウンスバックを期す」との枕詞がつきがちなのも、やむを得ないと言ったところだろう。
そんなダルベックがグレープフルーツリーグ(フロリダ開催のオープン戦)初戦で、逆方向へ本塁打と二塁打を放ち、いきなり主役の座に収まったのであるが、スイング改善の裏には、とある本塁打王の存在があった模様だ。
『MLB.com』でレッドソックスを担当するイアン・ブラウン記者は、現地25日付「Oh ドクター!日本の本塁打王はダルベックの処方薬を持っているかも」と題した記事を投稿し、この日のダルベックの打撃について「2打席連続ロケット弾」と形容した。
その上で、右打者のダルベックが左足を蹴り上げる動作について着目し、「このオフシーズンにスイングのメカニクス改善に取り組んだダルベックは、足をより高く上げることにより、逆方向へ威力のある打球を飛ばせるようになった」と伝えた。
さらに記事では、本人による「これはこれまで、僕がかなり得意にしてきたことだったのだけど、ここ2年ほどは不得手としていたんだ。それで、このオフシーズンは頑張り過ぎずに全方向へ飛ばす力を出すことに取り組んだんだ」。
「僕のスイングは断然力が抜け、断然流れるようになった」とのコメントを引用しつつ、「興味深いことに、ダルベックの改善されたアプローチは、史上最高のレジェンド打者にインスパイアされた物だったのだが、それはメジャーリーグでプレーした選手ではなかったのである」と続けた。
「サダハル・オウのことについて良く勉強し、彼の本を読んで、彼の知識を拝借しようと努めたんだ。彼の言葉を抽出し、自分にとって機能することを見つけ出したんだよ」とは、ダルベック本人の弁である。
実際、ダルベックが本塁打を打った際の動画を見えみると、世界の本塁打王ほど顕著な一本足打法にはなっていないながら、確かにそのエッセンスは感じられるスイングになっている。今季序盤は、ダルベックの足の上がり具合の変遷を確認するのも一興かもしれない。
J SPORTS 編集部
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