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野球 コラム 2023年2月26日

菊池雄星、「新装開店」。2回1安打無失点5奪三振で先発5番手の最有力候補に

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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昨季はローテ落ちを経験した

ブルージェイズの先発ローテーション5番手争いの真っ只中にいる左腕が存在感を示した。先発ローテーションを外された昨シーズンからのバウンスバックを期す菊池雄星は、現地2月25日(日本時間26日)、グレープフルーツリーグ(フロリダ開催のオープン戦)のパイレーツ戦に先発登板すると、2回を投げ、1安打無失点5奪三振の好パフォーマンスを披露した。

『MLB.com』でブルージェイズを担当するキーガン・マセソン記者は、左腕が髭を蓄えていたことから、同日付で投稿した菊池の好投を伝える速報記事の書き出しを「あご髭を恐れよ」とした。

続けて「色々な意味で装いを新たにしたユウセイ・キクチは、土曜にパイレーツとのグレープフルーツリーグ開幕戦に臨んだブルージェイズのサプライズスターとなり、この日の活躍により、そこまで競合とならなくなる可能性すら出てきた先発投手5番手争いの最有力候補として、自身の立場をより定着させた」と伝えた。

また、2回で5奪三振をマークしつつ、唯一の安打が内野安打だったことから、この日の菊池の投球内容について、「最初のステップとして、これ以上は良くなり得なかった」と評した。マセソン記者は記事の中で、「スプリングトレーニングのこの段階では、打者は本調子からは程遠い」と前置きしつつ、菊池がこの日投じた33球中19スイングで空振りが14だったことについて、「キクチが生み出すことのできた空振りは、最も明るい話題となった」とした。

さらに菊池がレパートリーに加えた新球種のカーブについて触れ、「今はまだ2月であり、この時期の選手たちは新球種の調整に活き活きとしているものだが、そういう事実も、いかにキクチがシャープに見えたかを割り引くことはできない」と、普段は辛い点数をつけがちな日本人左腕について評価した。

また、同記者によると、「新たに導入されたピッチタイマーはキクチの友達になるかもしれない」とのことで、「試合前、ジョン・シュナイダー監督は、ピッチタイマーのリズムは左腕にとって、無駄な時間を省く上で恩恵になるかもしれないとの考えを示した」と伝えている。

移籍2年目を迎えるなか、チームメイトからの信頼も厚いようで、「キクチについては、常に言っているように、彼は毎回100%を出し切ってくれるタイプの投手なんだ。スプリングトレーニングの開始以降、俺は彼がさらに良くなっているのを見ている。君達も今日はそれを見たんだ」というのは、球団一のスター選手であるブラディミール・ゲレーロJr.の言葉。

マセソン記者の指摘する通り、まだ時期尚早ではあるが、今年の菊池は楽しみな存在になりそうである。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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