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打撃部門ではもうひとつ、来日6年目となるネフタリ・ソトが150本塁打まであと3本に迫っています。大きな故障などがなければ、今季の達成は確実と言えますが、注目したいのが球団の外国人本塁打記録の更新です。
ホエールズ時代を含めた球団の外国人通算本塁打数トップはローズの167本で、ジョン・シピンの166本(他球団を含めた通算本数は218本)、ホセ・ロペスの158本(同198本)と続きます。
ソトは今季21本塁打で球団歴代トップとなるわけですが、どうせなら球団歴代外国人初となる200本塁打まで期待したいところです。残り53本は相当厳しい数字ですが、来日から2年連続40本塁打を記録した実績を持つだけに、今季の活躍を楽しみにしたいものです。
投手部門では、昨季クローザーとして復活を遂げた山崎康晃が500試合登板まで残り41試合(昨季は56試合)。山崎は名球会入りの入会規定である250セーブまで残り43、さらに球団記録である『大魔神』佐々木主浩の通算252セーブまでは残り45となっており、今季達成ならチームの優勝にも手が届く数字と言えそうです。
先発投手では、今永昇太が1000投球回まで残り145回1/3、1000奪三振まで153で、いずれも昨年を上回る数字(143回2/3、132)が必要となり、エースとして年間を通じての活躍が必須となります。
いぶし銀のベテランから、6年契約2年目のヒットメーカー、球団史を塗り替えるクローザー&助っ人外国人と、今季も様々な記録で楽しませてもらえそうですが、どの記録も達成ならチームの勝利、そして悲願のリーグ優勝につながることは間違いないでしょう。
文:大久保泰伸
大久保泰伸
フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。
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