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福岡ソフトバンクホークスから海外FA権によりMLB移籍を目指していた千賀滉大が、ニューヨーク・メッツと5年総額7500万ドル(約103億円)で契約合意に達したと見られるのは既報の通り。
メッツと言えば、エースのジェイコブ・デグロームがレンジャーズへ去るなか、2022年アメリカンリーグ、サイ・ヤング賞投手のジャスティン・バーランダーを2年総額8670万ドル(約119億円/2025年の3500万ドルのオプション付き)で獲得し、マックス・シャーザーとの強力な2枚看板を先発ローテーションに形成したばかりだったが、今回、侍ジャパンのエースを獲得したことで、さらに先発ローテーションに厚みを加えることに成功した。
今冬のメッツの補強について、『MLB.com』は現地11日付で掲載した千賀とメッツの契約合意を伝える記事の冒頭で、「他に類を見ないメッツのオフシーズンは継続している」とした上で、千賀の加入について、「これはエドウィン・ディアス、ジャスティン・バーランダー、ホセ・キンタナ、ブランドン・ニモ、そしてデビッド・ロバートソンと、新たな契約に巨額の資金を投じているメッツのオフシーズンにおける、さらにもう一つの重要なピース」とし、「メッツはメジャーリーグ史上最大の給与で来シーズンを迎えることになるだろう」と伝えた。
一方、現地スポーツ局『ESPN』は現地11日付で電子版に掲載した千賀に関する記事の中で、来季から新天地での挑戦に挑む右腕について、「3桁(マイル)に届いたことのある速球と、プレートに届く前に消える様子から『ゴースト・フォーク』(おばけフォーク)との異名を取るスプリットフィンガーファストボールを武器としている」と紹介。
さらに、実力について、「センガはカルロス・ロドン、そして元メッツの右腕、クリス・バシットと並ぶ、フリーエージェント組で残っていた数少ないトップ投手の1人」としている。また、『MLB.com』同様に、大型補強を敢行し続けるメッツの給与総額について着目しており、記事によるとメッツの来季の「給与総額は4億2100万ドル(約580億円)を超える」見込みであり、これは、「2番目の給与総額の高いヤンキースより8000万ドル(110億円)多い」と伝えている。
J SPORTS 編集部
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