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野球 コラム 2022年10月17日

ヤンキースかガーディアンズか、勝者総取りの第5戦はブルペン対決に注目。ア・リーグ ディビジョンシリーズ

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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ヤンキース vs. ガーディアンズ

ヤンキースとガーディアンが対戦しているアメリカンリーグ ディビジョンシリーズは、崖っぷちに立たされたヤンキースがクリーブランドでの第4戦で勝利した。

これで対戦成績は2勝2敗のイーブンとなり、ヤンキースタジアムに舞台を移して行われる勝者総取りの第5戦を迎える展開となった。これまでのところ、長打力によるホームラン攻勢のヤンキースと、若手主体のメンバーによる緻密な野球のガーディアンズの勝負という構図になっている。

このシリーズは元々、第1戦と第2戦の間にオフを1日挟む変則日程だった上に、ニューヨークでの第2戦が荒天のため翌日に順延となり、第2戦から第5戦が4連戦となったことで、投手陣のスケジューリングに僅かな狂いが生じたのだが、それへの対応が運命を決する第5戦のスパイス的な役割を果たすこととなった。

と言うのも、上記の日程変更により第2戦で先発登板した両チームの投手がこの第5戦で先発することがほぼ不可能となり、結果的にシリーズ勝ち抜けをかけた試合はブルペンが鍵を握りそうだ。

試合前日の時点で、第5戦ではヤンキースはジェイムソン・ティーオン、ガーディアンズはアーロン・シバイルが先発マウンドに上がることが明らかとなっている。

レギュラーシーズンの成績(ティーオンの14勝5敗、防御率3.91に対し、シバイルは5勝6敗、防御率4.92)、そしてシバイルがこのポストシーズンに1度も登板していない事実を鑑みると(ティーオンは第2戦の延長10回に登板し、打者3人に対し3安打2失点で救援に失敗してはいるものの、ポストシーズンの空気をマウンドで感じてはいる)、先発投手はヤンキースに分があると言えそうだが、両者ともポストシーズンでの先発登板はこれが初めてとなるだけに、試合序盤の展開は未知数だ。

ゆえに、この試合はブルペンを惜しみなく動員する総力戦となる可能性が非常に高く、仮にそうなると主力の肩を温存したままニューヨークへと乗り込むガーディアンズにアドバンテージがあると言える。何しろ、ガーディアンズのブルペンで中核を成すトレバー・スティーブン、ジェイムス・カリンチャク、そしてクローザーのエマヌエル・クラセはシリーズ第2戦を最後に登板しておらず、万全の状態で第5戦に臨めるのである。

対するヤンキースは、クレイ・ホームズやワンディ・ペラルタといった面々が連日のように仕事をこなしており、コンディション的には幾分不安を抱えたまま勝負のシリーズ最終戦を迎えることになる。

打者に目を向けると、ガーディアンズはリードオフのスティーブン・クワンがシリーズを通して高い出塁率を維持しているだけに、主砲ホセ・ラミレスのハードヒットに期待したいところだ。ラミレスはこのシリーズで単打こそ所々で放っているものの、持ち前の長打力はまだ発揮できていない状況にある。

一方、ヤンキースは守備の職人であるハリソン・ベイダーがシリーズ3本塁打と当たりまくっている。しかし、主砲のアーロン・ジャッジは1本塁打ながら、シリーズ全体では16打数2安打9三振と、ほぼブレーキになっているのが気になるところ。この両主砲が存在感を発揮した方のチームが、生きるか死ぬかの試合を有利に運ぶであろうことは、言うまでもない。

なお、『MLB.com』の掲載した第5戦のみどころ記事によると、「ベスト・オブ・ファイブ(5戦制)のポストシーズンシリーズで、1勝2敗から第4戦で勝利したチームは、これまで47回中26回(55%)、第5戦で勝っているが、ポストシーズンにおける勝者総取りの試合(中立地開催を除く)のホームチームの成績は61勝63敗(勝率.492)となっている」とのこと。

また、「クリーブランドは勝者総取りの試合で目下7連敗中であり、これはアスレチックス(2000年から2019年にかけて9連敗)に次ぐ史上2番目に長い連敗記録」とのことだ。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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