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野球 コラム 2022年10月16日

パドレス、盤石のブルペンで逃げ切り王手。レギュラーシーズン22勝差のドジャース相手に歴史的な番狂わせなるか?

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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パドレスvs.ドジャース 第3戦

パドレスがナショナルリーグ チャンピオンシップシリーズ進出に王手をかけた。MLB今季最高勝率を誇るドジャースと、ナ・リーグ西地区2位でドジャースの近隣のライバルでもあるパドレスが対戦しているディビジョンシリーズは、1勝1敗で迎えた第3戦をパドレスが制し、シリーズ勝ち抜けまであと1勝とした。

16年ぶりに本拠地のファンの前で、ポストシーズンのゲームをプレーしたパドレス。この日は先発登板した左腕のブレイク・スネルが6回途中1失点の好投で試合の流れを作ると、このシリーズで金剛力的パフォーマンスを見せているブルペンがまたも圧巻の投球を披露し、ドジャース打線を沈黙させた。

打っては、目下絶好調のトレント・グリシャムが4回にチーム2点目となるソロ本塁打を放つと、これが決勝点となり、痺れる投手戦を2-1で勝利した。パドレスが本拠地のファンを前にポストシーズンのゲームで勝利したのは、実に1998年以来のことであり、2004年に開場したペトコパークでは今回が初の出来事だった。

打のヒーローはグリシャムであり、スネルの好投も光ったが、この試合、というよりもこれまでのところ、シリーズ全体を通した主役はやはりブルペンだろう。何しろ、ニック・マルティネス、ロバート・スアレス、ジョシュ・ヘイダーらが中核を担うパドレスのブルペンは、このシリーズ計13イニングを投げ、リーグ最強とも言えるドジャース打線に未だ得点を許していないのである。

勝てばMLBの今季ポストシーズン最大のアップセットを達成することになるパドレスは、ワイルドカードシリーズ最終戦で完璧な投球を見せたジョー・マスグローブに先発マウンドを託す。

地元出身で生粋のパドレスファンでもあるマスグローブは、試合前日の会見で、「恐らく、少しばかりエモーショナルなものになるだろうから、それは上手く対処しなければならない。でもそれは、今夜、明日の先発に備える上で、自分でも重々承知していることだから。興奮、喜び、苦闘と、どのような状況に直面しようとも、僕は準備を整えて臨めると感じている」と述べ、自身にとって特別な試合となる第3戦に、気負いなく臨めるであろうことを示した。

なお、『MLB.com』によると、ベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝)のポストシーズンシリーズで、2勝1敗とリードしたチームは、これまで93回中67回(72%)シリーズを制覇しており、現行の2-2-1形式で2勝1敗として本拠地で第4戦をプレーしたチームは、26回中21回(81%)が次のシリーズへ勝ち上がったとのこと。

また、同サイトでパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、試合後に投稿した速報記事の中で、「ドジャースはパドレスに対し、22勝差をつけてレギュラーシーズンを終えているが、これだけゲーム差をつけられた相手にポストシーズンのシリーズで勝利したチームは、1906年のホワイトソックス以降では、一つもない」ことから、「パドレスが勝ち上がれば、真に記念碑的なアップセットになる」と伝えている。

パドレスが歴史的な番狂わせを狙う舞台は、本拠地ペトコパーク。先発は自身が熱狂的なパドレスファンというマスグローブ。歓喜の結末へ、全ての準備は整った。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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