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野球 コラム 2022年10月14日

【野手編】未来のドラフト候補も選出、世界一を目指す日本代表の注目選手。WBSC U-23 ワールドカップ

野球好きコラム by 大島 和人
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23歳以下、野球の世界一決定戦

「第4回 WBSC U-23 ワールドカップ」が、10月13日から台湾の台北・台中で開催されている。世界ランキング1位の日本はグループ Aに入り、予選ラウンドはドイツ(18位)ベネズエラ(6位)、チャイニーズ・タイペイ(2位)、コロンビア(11位)、南アフリカ(26位)の5チームと対戦する。

「U-23」の大会のため、出場資格が与えられるのは1999年から2004年に生まれた選手。「大卒2年目の早生まれ」「高卒6年目の早生まれ」まで参加資格がある。また今回の侍ジャパンU-23代表は社会人(JABA)の選手で構成されている。

社会人選手がプロ野球ドラフト会議の指名対象になるのは大卒なら入社2年目以降で、高卒なら入社3年目以降。年代別代表チームという性質もあり、まだ指名の対象にならない選手が大半だ。一方で「2023年以降」の候補は何人もいる。捕手、野手は下記の16名が選出された。

◆捕手
城野達哉 23歳 右左 177cm/84kg(中部大→西濃運輸)
南木寿也 23歳 右右 180cm/90kg(青山学院大→JR北海道硬式野球クラブ)
丸山竜治 22歳 右右 176cm/84kg(熊本工業高→Honda熊本)

丸山竜治(Honda熊本)は入社4年目の捕手。2歳上の竹葉章人とポジション争いをしていて定位置はまだ確保できていないが、昨年12月の都市対抗決勝は途中出場で3ラン本塁打を放った。

◆内野手
中川拓紀 23歳 右左 181cm/76kg(中央大→Honda鈴鹿)
大西 蓮 20歳 右右 183cm/90kg(履正社高→JR東日本東北)
樫村昌樹 22歳 右右 178cm/83kg(常盤大→日本製鉄鹿島)
泉口友汰 23歳 右左 178cm/80kg(青山学院大→NTT西日本)
中村 迅 23歳 右左 183cm/86kg(法政大→NTT東日本)
藤井拓海 23歳 右右 181cm/92kg(拓殖大→四国銀行)
相羽寛太 20歳 右右 178cm/76kg(静岡高→ヤマハ)

内野手は強豪のレギュラーが揃い人材豊富だ。大卒新人を見ると、7月の都市対抗には中川拓紀(Honda鈴鹿)が「7番セカンド」、樫村昌樹(日本製鉄鹿島)が「2番サード」で出場している。樫村は北関東2次予選で打率.563と大活躍だった。

泉口友汰(NTT西日本)は大阪桐蔭高、青山学院大とアマ球界のエリートコースを歩んでいて堅守の内野手で、都市対抗は「3番ショート」で出場していた。藤井拓海(四国銀行)は投手登録ながら、都市対抗は「5番指名打者」で起用されていた強打者だ。

中村迅(NTT東日本)は大卒2年目で、今夏の都市対抗は「5番ショート」で起用されている。4試合で打率4割、5打点と大活躍を見せ、ベスト4進出にも貢献した。

高卒の2人も注目だ。相羽寛太(ヤマハ)は入社直後から『プロ注』として名前に挙がっている好守のショート。今年9月の日本選手権予選は4試合で打率.385と「打」でも結果を出しつつある。大西蓮(JR東日本東北)は入社2年目の右打者で、まだ粗さはあるものの7月の都市対抗は「4番サード」で起用されていた。

◆外野手
橋本典之 22歳 左左 166cm/70kg(慶應義塾大→大阪ガス)
齋田海斗 23歳 右左 180cm/81kg(東日本国際大→TDK)
丸山壮史 23歳 右左 179cm/85kg(早稲田大→ENEOS)
中田悠斗 23歳 右左 182cm/80kg(中央大→ヤマハ)
平野友都 23歳 右右 174cm/84kg(亜細亜大→西部ガス)
猪原隆雅 22歳 右右 177cm/86kg(日本体育大→ミキハウス)

橋本典之(大阪ガス)は島根県立出雲高から慶應義塾大に進み、付属や強豪校の出身者が多い中で1年生から出番を獲得。3年でレギュラーポジションをつかむと、4年次は大学選手権制覇にも貢献した。都市対抗では「1番ライト」で起用された俊足巧打タイプだ。

丸山壮史(ENEOS)は広陵高3年の夏に中村奨成らとともに選手権準優勝に貢献。早稲田大でも主力として活躍し、4年次はチームの主将も任された。高校、大学は二遊間で起用されていた選手だが、都市対抗は新人ながらファーストのレギュラーとして起用され、優勝メンバーになっている。様々な方法でチームに貢献できる「渋い」選手。この大会は外野手登録で「ユーテリティ」としての起用があるのかもしれない。

齋田海斗(TDK)は入社2年目で、今夏の都市対抗は「3番ライト」で起用された。3試合で12打数7安打2打点と大活躍を見せた強打者で、東日本国際大時代はリーグ戦で本塁打王に1度、打点王と盗塁王に3度輝いた。彼はドラフト会議で指名があり得る立場と能力を有している。

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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