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野球 コラム 2022年10月11日

ダルビッシュ有は第2戦に先発予定。パドレスがMLB最高勝率を誇るドジャースとのディビジョンシリーズで番狂わせを起こすには

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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第2戦の先発が予想されるダルビッシュ有

ワイルドカードシリーズで下馬評を覆し、ニューヨークで今季101勝のメッツを撃破したパドレス。現地10月11日(日本時間12日)からは、敵地ドジャースタジアムで今季MLB最高勝率を誇るドジャースとのナショナル・リーグ ディビジョンシリーズ(NLDS)に臨むことになる。

パドレスは今季レギュラーシーズンに行われたドジャースとの6シリーズ全てを負け越しており、その対戦成績を5勝14敗としている。この3戦先勝のシリーズをパドレスは文字通りアンダードッグとして戦い、弱者が強者を負かすアップセットを目指すことになるわけだが、果たして投打が高次元でまとまったナショナル・リーグ西地区覇者に死角はあるのか。

気になるパドレスの先発ローテーションについては、ロサンゼルスで行われるシリーズ開幕戦はマイク・クレビンジャーが先発し、続く第2戦は絶対的な信頼度を持つエースのダルビッシュ有が先発登板することがほぼ確定している。

敵地での2連戦を少なくとも1勝1敗の五分として、第3戦と(必要に応じて行われる)第4戦の開催される本拠地ペトコパークへ戻りたいというのが、ボブ・メルビン監督の偽らざる気持ちであろう。

『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者が現地11日付に投稿したクレビンジャーの初戦先発を伝える記事によると、「ボブ・メルビン監督は、それ(第3戦)以降の先発ローテーションのプランについては発表しておらず、単に『状況を見てから決める』としか述べていない」とのことだ。

だが、同記者は記事の中で、「もしパドレスが順番通りに続けた場合、第3戦はブレイク・スネルが先発し、ジョー・マスグローブは第4戦で投げることになるが、パドレスがこの2人を入れ替える可能性もある」とした上で、「第3戦であれば、マスグローブは通常の登板間隔となり、彼を早めに先発させることにより、勝者総取りの第5戦が行われた場合、マスグローブをブルペンから起用できるようになる可能性も出てくる」と指摘している。

また、カッサベル記者は同日付で『これがパドレスによるNLDSでの番狂わせの公式』と題した記事を投稿し、パドレスがアップセットを起こせるかもしれない4つの理由を挙げている。

カッサベル記者は理由その1として、「彼らは今、これまでで最高の野球をプレーしている」点を挙げ、「彼らはピッチングと守備を備え、スターティングラインナップ全体から得点を生み出している」と、シーズン終盤からメッツとのワイルドカードシリーズにかけてパドレスの発揮した総合力の高さを指摘。

さらに、2点目としてパドレスの方が「より健康で安定した投手陣」を有しているとし、「ドジャースはもっともな理由があってワールドシリーズの大本命となっている」と前置きしつつ、「彼らは決まったクローザーがおらず、ウォーカー・ビューラーは戦列を離れており、トニー・ゴンソーリンの役目は不明確だ」と、相手投手陣の不安材料を指摘。

それに対し、パドレスは「投手陣に関しては、これ以上ないくらい良い状態にある」とし、「第2戦でメッツに勝利し、マスグローブを次の第1戦に起用できればなお良かった」としつつ、「それでも、マイク・クレビンジャー、ユウ・ダルビッシュ、ブレイク・スネル、ジョー・マスグローブが並ぶ彼らの先発ローテーションは野球界で最高の1つであり、ここ最近は全員良い投球をしている」と、先発ローテーションの充実ぶりを強調。

ブルペンについては、「今になってジョシュ・ヘイダーは、ジョシュ・ヘイダーらしくなり、ロバート・スアレスとルイス・ガルシアは、高いレベルで活用できるオプションとして自己主張している」と論じた。

記事では3番目の理由として、フアン・ソトがライバル対決を前に調子を上げてきた点を挙げ、4つ目のポイントとして、パドレスはここ1ヶ月にわたり、生き残りをかけた試合を戦い続けてきたのに対し、早い段階でディビジョン制覇を決めたドジャースは、消化試合が続き、ポストシーズンも第1シードとなったためレギュラーシーズン終了後から間を置いたことで、試合勘に差異が生じている可能性を指摘している。

最後に、カッサベル記者は、仮にこの差が物を言い「パドレスがベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝)のシリーズで、先制パンチを浴びせるか、あるいは2連勝することができれば、ドジャースはこのライバル対決であまり経験したことのない後塵を拝することになる」と記事を締めくくっている。

J SPORTS編集部

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