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ダルビッシュ有、ポストシーズン初戦に勝利
エースが業務平常通りの好パフォーマンスを見せ、しっかりと役目を果たしてチームにシリーズ王手をかける白星をもたらした。
パドレスのダルビッシュ有は現地10月7日(日本時間8日)、敵地シティフィールドで行われたメッツとのワイルドカードシリーズ第1戦に先発登板。マックス・シャーザーとの球界屈指の右腕による投げ合いとなった大一番で、7回101球を投げ、6安打1失点、4奪三振無四球と快投し、チームにシリーズで先手を取る勝利をもたらした。
3点の援護をもらって初回のマウンドに上がった右腕は、立ち上がりから2イニング連続して走者を三塁に背負うピンチに瀕するも、ここを無失点で切り抜けると、その後はアウトの山を築く展開に。
味方打線が4本塁打7得点の猛攻でシャーザーをノックアウトする間に、メッツの得点を5回にカウントで追い込みながらも浴びたエドゥアルド・エスコバルの一発に留め、7回を投げ切ってブルペンへと繋げた。試合はこのままパドレスが7-1で勝利し、シリーズを1勝0敗としてナショナル・リーグ・ディビジョンシリーズ進出へ王手をかけた。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJカッサベル記者は、試合後に投稿した速報記事の中で、右腕の快投について、「ユウ・ダルビッシュは序盤のトラブルを乗り切ると、7回を投げて1失点に抑えた」とした。
その上で、「ダルビッシュはメッツ打線に対し、僅か4奪三振ながら、効率的な投球で6安打しか許さず、パドレスの先発投手としては、1998年のワールドシリーズ第4戦でのケビン・ブラウン以来となる、ポストシーズンで7回を投げ切った投手となった」と伝えた。
一方、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は同日付で電子版に「ユウ(あなた)は信じるべき(YuとYouをかけたダブルミーニング): ダルビッシュがシャーザー相手に、ナ・リーグワイルドカードでの支配的な投球で輝く」と題した記事を掲載。
その中でダルビッシュの投球について、「ダルビッシュがメッツとその得点力5位の攻撃をピシャリと抑えた」と伝え、その上で、ボブ・メルビン監督による「数字や、今年の彼の一連の働き見たならば、恐らく彼はナショナル・リーグで誰よりも一貫性のある投球をした選手だろう。彼がマウンドに上がる時、我々はいつでも良い心持ちでいられる」とのコメントを添えた。
ニューヨークで行わるシリーズ第2戦は、パドレスのブレイク・スネル、そしてメッツのジェイコブ・デグロームと、2人のサイ・ヤング賞投手による投げ合いとなる。
ここで勢いに乗るパドレス打線が、MLB最高右腕の1人を攻略して勝利を挙げることができれば、パドレスは同じ西海岸のライバルであるドジャースの待つディビジョンシリーズ行きを決めることとなり、ダルビッシュは通常の登板間隔でそのシリーズ第2戦の先発マウンドに上がることになる。
【 #パドレス 】#ダルビッシュ有 大舞台でも安定のピッチング!!ワイルドカードシリーズ第1戦のマウンドで7回1失点の好投を見せ、打線も噛み合いポストシーズン1勝目をマークしました#日本人選手情報#ポストシーズン2022https://t.co/Di0sDgs8Pw pic.twitter.com/MUQVVlhUmO
— MLB Japan (@MLBJapan) October 8, 2022
J SPORTS 編集部
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