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野球 コラム 2022年10月6日

大谷翔平、最終戦で規定投球回と規定打席をダブル達成。シーズン最終戦でまたも史上初の偉業

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平、ダブル達成

二刀流スターが遂にこれまで誰も想像すらし得なかった史上初となる投打の偉業を達成した。

エンジェルスの大谷翔平は現地10月5日(日本時間6日)、今季レギュラーシーズン最終戦となった敵地アスレチックス戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場すると、三者凡退に打ち取った初回終了時に今季の規定投球回に到達し、MLB史上初となる単一シーズンでの打者としての規定打席達成と、投手としての規定投球回達成を果たした。

16勝目を期して先発マウンドに上がった大谷は、この試合、5回69球を投げ、1安打1失点、6奪三振1四球と好投するも、打線の援護に乏しく、今季9敗目を喫した。試合は2-3でエンジェルスが敗れ、シリーズ3連敗としたチームは、アメリカン・リーグ西地区3位でレギュラーシーズンを終えることとなった

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は試合後、「オオタニがまたも歴史を作り『信じられない』1年を締めくくる」と題した記事を投稿。

その冒頭で「レギュラーシーズン最終戦までかかったが、ショウヘイ・オオタニがワールドシリーズ時代では初となる、同年での打者と投手両方の規定を満たし、またも歴史を作った」と、最終戦での快挙達成を伝えた。

続けて、「オオタニは投手として投球回数と先発登板数、そして打者として出場試合数と打席数で球団トップとなり、二刀流スーパースターにとって、またも歴史的なシーズンとなった」と、今季の大谷による投打両方での獅子奮迅の活躍を要約した。

記事によると、フィル・ネビン監督代行は、金字塔を打ち立てた大谷について、「彼はとにかく特別な選手、特別な人物だ。4回を終えた時点で完璧だったので、またあの歴史的快挙達成について考えてしまった。素晴らしい1年の素晴らしい締めくくりだった。我々には特別な存在がいて、野球界にも特別な存在がいるのだ。彼が(フィールドに)出るとき、人々は最高の出来事を期待する」と述べたとのこと。

また、この試合で今季40号、そしてキャリア通算では節目の350号本塁打を放った同僚のスター、マイク・トラウトは大谷について「彼は信じ難いね。と言うか、これは驚くべきこと。僕らは、毎日それを見られて幸運だよ。これを見ることは、2度とないと思う」と称賛を惜しまぬコメントを発している。

結局、打者としては、スラッシュライン(打率/出塁率/長打率).273/.356/.519、34本塁打(ア・リーグ4位)、30二塁打、95打点、11盗塁、.875 OPS(ア・リーグ5位)という数字を残した。

そして、投手としてはキャリアハイの166回を投げ、15勝(ア・リーグ4位タイ)9敗、防御率2.33(ア・リーグ4位)、219奪三振(ア・リーグ3位)と、サイ・ヤング賞候補に挙がる堂々たる成績を残した大谷。

三冠王は逃しながらも、ア・リーグ新記録となる62本塁打をマークしたアーロン・ジャッジと争うMVPの行方は、これで完全に投票権を持つ記者へ委ねられることとなった。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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