パドレス、ポストシーズン進出決定。ダルビッシュ有はワイルドカード初戦に先発か？

ダルビッシュ有、ポストシーズン初戦の先発が予想される

サンディエゴ・パドレスがレギュラーシーズン3試合を残してポストシーズン進出を決めたため、今季はダルビッシュ有の勇姿がプレーオフで見られることが確定した。

パドレスは現地10月2日（日本時間3日）に本拠地ペトコパークで行われたホワイトソックス戦で1-2の惜敗を喫するも、同日にブルワーズが延長の末、マーリンズに敗れていたことで、ワイルドカード枠を確定させた。パドレスのポストシーズン進出は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で短縮シーズンとなった2020年を除くと、2006年以来となる。

現地スポーツ局『ESPN』は同日付で電子版に掲載したパドレスのプレーオフ進出を伝える記事の中で、試合直後の様子について、「花火が上がるなか、パドレスの選手たちには帽子とTシャツが渡されるも、フィールド上での派手な祝典はなかった」。

さらに「ボブ・メルビン監督はクーラーの水でずぶ濡れにされ、選手たちは写真撮影のため、マウンドの付近に集まった」「彼らは残っていた観客に拍手喝采を浴びながらクラブハウスへと引き上げた」と伝えた。

また、記事では「パドレスによるプレーオフ進出は、球団史上これが7度目であり、ペトコパークが開場した2004年以降では4度目」とした上で、「パドレスは1998年を最後にワールドシリーズには進出しておらず、この際はニューヨーク・ヤンキースにスイープを喫している」と、過去のポストシーズンを振り返った。

一方、現地局『NBC』のサンディエゴローカルは、同日付で電子版に「サンディエゴ、プレーオフへお帰りなさい」”と題した記事を掲載し、パドレスのワイルドカードシリーズ進出を伝えると共に、そのシリーズの対戦相手について、「現時点でパドレスは第5シードにつけているため、ナ・リーグ東地区をどこが優勝するかによるが、ニューヨークかアトランタへ移動することになる」と伝えた。

現状では敵地でメッツかブレーブスと対峙することになり、「もし、フライアーズ（パドレス）が第6シードに転落した場合、彼らはセントルイスへ行き、プレーオフではお馴染みの対戦相手であるカージナルスと相見えることになる」と伝えている。

また、『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベル記者は、パドレスのワイルドカード枠確定を伝える記事の中で、ベスト・オブ・スリー（2戦先勝）で行われるワイルドカードシリーズの先発ローテーションについて、パドレスは「恐らくユウ・ダルビッシュ、ブレイク・スネル、そしてジョー・マスグローブを並べることになり、恐らくその順番での登板となるだろう」と予想している。

なお、パドレスはこれまでカージナルスとポストシーズンでは4回対戦し、直近の対戦である2020年ワイルドカードシリーズこそ2勝1敗でライバルを撃破するも、2006年のディビジョンシリーズは1勝3敗で敗退しているほか、2005年と1996年には同じくディビジョンシリーズで3連敗を喫している。

一方、ブレーブスとは1998年にナ・リーグチャンピオンシップシリーズで対戦し、この際は4勝2敗でワールドシリーズ進出を決めている。メッツと対戦する場合、ポストシーズンでは初顔合わせとなる。