大谷翔平、7回無失点の快投で規定投球回と200奪三振へ前進

大谷翔平、あと14回で規定投球回に到達

エンジェルスの二刀流スターが投打で躍動し、アメリカン・リーグMVPのタイトル防衛へ改めて存在感の大きさを示した。

現地9月17日（日本時間18日）、大谷翔平は今季13勝目を期して本拠地エンジェルスタジアムでのマリナーズ戦に「3番・投手兼指名打者」で先発出場すると、マウンドでは7回107球を投げ、3安打無失点、8奪三振1四球と圧巻の投球でワイルドカード争い真っ只中の打線を零封。

打席では初回の第1打席で左翼フェンス直撃の先制適時二塁打を放つなど、2打数1安打1四球1打点1得点と、全得点に絡む活躍で自身を援護した。試合はその後、エンジェルスの救援投手が8回にソロ本塁打を浴びるも、2-1で逃げ切り、シリーズ2連勝、大谷は13勝目をマークした。

地元紙『オレンジカウンティレジスター』は試合後、電子版に「ショウヘイ・オオタニがエンジェルスの勝利でサイ・ヤング賞への主張を促進させる」と題した記事を掲載。

その冒頭で、「仮に毎日がショウヘイ・オオタニの、アメリカン・リーグ最優秀選手賞へ向けた資格認定のための国民投票だとすると、毎週土曜は、彼が履歴にサイ・ヤング賞を加えるための重要な刻み目となる」と伝えた。

記事では、この日の投手・大谷のパフォーマンスについて「ア・リーグ最高投手に選ばれるための主張を推進させた」と評価した上で、「三つ巴のワイルドカード争いを繰り広げるマリナーズを単打3本に抑え」「1四球8奪三振」と報じた。

さらに「オオタニは先発登板した直近4試合で、2失点しかしておらず、防御率を2.83から2.43に向上させたが、これはア・リーグ4位である」と、二刀流スターが今季のサイ・ヤング賞すら視野に入れたとする根拠を説明した。

続けて記事では、「今年のサイ・ヤング賞最右翼には、他にヒューストンのジャスティン・バーランダー、タンパベイのシェーン・マクラナハン、そしてシカゴ・ホワイトソックスのディラン・シースがいる」とした。

その上で、「防御率の規定投球回に達するのが、歴史的にサイ・ヤングの金字塔に重要とされているが、オオタニは現在の週1ペースの先発登板を維持した場合、先発登板する今季残りの2試合で平均7イニングを投げる必要がある」と、大谷による規定投球回達成への見通しを伝えた。

同一シーズンの規定打席＆規定投球回達成、30本塁打2桁勝利200奪三振と、このペースでさらに『史上初』を積み重ねていけば、その先には、2年連続MVP獲得が待っているはずだ。

【 #エンゼルス 】#大谷翔平 のワンマンショー再び！！
7回無失点8奪三振の相手を寄せ付けない投球で13勝目をマークしました
そして打席でも自らを援護、あと少しで本塁打の先制タイムリー二塁打を放ちました#日本人選手情報https://t.co/yy33d3Khgo pic.twitter.com/TQjf6kdQrV

— MLB Japan (@MLBJapan) September 18, 2022

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