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野球 コラム 2022年9月13日

【ハイライト動画あり】5回コールドでオーストラリアに勝利。侍ジャパンU-18は4連勝でスーパーラウンド進出決定。WBSC U-18ベースボールワールドカップ

野球好きコラム by 大島 和人
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日本 vs. オーストラリア

18歳以下の野球世界一を決める第30回 WBSC U-18ベースボールワールドカップが、9月9日(現地時間)に開幕している。初優勝を目指す高校野球日本代表「侍ジャパンU-18」は、イタリアを6-0、メキシコを4-1、パナマを5-4で下して3連勝スタートを切った。オープニングラウンド4戦目の相手はここまで0勝2敗のオーストラリア。

日本は右腕・生盛亜勇太(興南3年)が先発を任された。大会初戦のイタリア戦に先発して3イニングを投げ、今日は中2日だ。生盛は1回裏に2安打を浴びたが、二死1・3塁のピンチは得意のスライダーで空振り三振を奪ってピンチ脱出。2イニングをきっちり零封して役割を果たす。

日本は1回裏、1番・浅野翔吾(高松商3年)がレフト前安打で出塁。浅野は2番・黒田義信(九州国際大付属3年)のバントで一挙に3塁を突き、さらに悪送球を誘って一挙に生還する。

日本は3番・松尾汐恩(大阪桐蔭3年)のライト前安打と2四球で塁を埋め、7番・海老根優大(大阪桐蔭3年)が二死満塁から押し出しの四球を選ぶ。また8番・光弘帆高(履正社3年)の初球に相手投手の暴投で三塁走者が生還し、初回に3点を先制する。

日本は2回裏にも猛攻を見せる。2番・黒田のバントが相手の悪送球を誘って、二塁走者が生還。さらに3番・松尾はセンターオーバーの2点タイムリー二塁打を放ち5−0とする。4番・内海優太(広陵3年)もライト前安打で続き、5番・渡部海(智弁和歌山3年)は今大会初安打となるレフト前タイムリー安打。6番・伊藤櫂人(大阪桐蔭3年)の三ゴロが相手の失策を誘って7-0と大差をつける。

7番・海老根は空振り三振を喫して一死となるが、8番・光弘の一ゴロは相手のフィルダースチョイスを誘い一死満塁。9番・赤堀颯(聖光学院3年)、1番・浅野がいずれもレフト前タイムリー安打と畳み掛けてこの回一挙7点を挙げ、10-0と試合を決定づけた。オーストラリアは守備に乱れが出て4イニングで5失策。2回だけで3失策を喫し、それが大量失点の遠因となった。

日本は3回、4回こそ無得点だったが、変則左腕・吉村優聖歩(明徳義塾3年)が1イニング、右腕・川原嗣貴(大阪桐蔭3年)が2イニングを零封。5回終了時点で10点差を維持し、コールド勝ちを収めている。日本は4連勝で、グループBの最終戦となる14日のチャイニーズタイペイ戦を残してスーパーラウンド進出を決めた。

◆試合結果
豪州|0 0 0 0 0| 0
日本|3 7 0 0 X|10

◆バッテリー
日本:生盛、吉村、○川原-松尾、野田海人(九州国際大付3年)

文:大島和人

WBSC U-18ベースボールワールドカップ

【ハイライト】日本 vs. オーストラリア|WBSC U-18ベースボールワールドカップ

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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