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野球 コラム 2022年8月14日

大谷翔平、栗山英樹 日本代表監督が視察。現在の活躍を「驚いていない」と語る

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平を栗山監督が視察

現地8月12日(日本時間13日)にエンジェルスタジアムで開催されたエンジェルスとツインズの一戦に、栗山英樹日本代表監督が視察で訪れていたのは記憶に新しいところだが、栗山監督と言えば、かつて大谷翔平が北海道日本ハムでプレーしていた時の監督でもあり、現地放送でもスタジアムに姿を現した同監督について触れていた。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者も栗山監督の来訪を伝えた現地メディアの1人であり、同記者は現地13日付で投稿した最新のニューズメールの冒頭で、「日本のニッポン・プロフェッショナル・リーグで頭角を現したショウヘイ・オオタニを、2013年から17年の5シーズンに渡り、ニッポンハム・ファイターズに在籍していたオオタニの監督だったヒデキ・クリヤマほど近くで見ていた人はいなかった」と前置き。

その上で、栗山監督が日本代表監督として、2023年のワールドベースボールクラシックへ向け、視察に訪れたことを伝えた。ボリンジャー記者は、「クリヤマは、まだオオタニは大会でプレーするかどうか、正式に決めてはいないと述べたが、メジャーでオオタニが成功しているのは楽しんで見ていると言った」と続けた。

記事では、通訳のグレース・マクネミーを介した栗山監督による「私は監督として5年間、彼のことを見ましたが、彼が成し遂げた成功を目の当たりにするのは、私にとっては、どちらかと言えばほっと安心する思いでした。喜びや満足感というよりは、安心感の方が大きかったです」。

「恐らく、彼が野球から引退し、彼の成し遂げた偉業を見渡した時、私は幸せになるのだと思います」とのコメントを紹介した上で、「クリヤマはオオタニの監督として、オオタニにかけられた二刀流選手としての大きな期待から、多大なプレッシャーに対処しなければならなかったと述べた」と、栗山監督の当時を振り返った言葉を伝えた。

さらにボリンジャー記者は、「オオタニが期待を上回る活躍をした」ことから、「クリヤマは、2018年にア・リーグ新人王に輝き、2021年にア・リーグMVPを獲得し、2021年と22年に連続して投手と指名打者の両方でオールスターに選出されるなどしたオオタニのメジャーにおける成功にショックを受けてこなかったのである」とした、

そして、栗山監督による「私は驚いていません。基本的に、彼は日本で私の言うことを全てクリアしました。私が上限を上げると、彼は常にその上限に達しました。私は彼が今後も、これまでを上回る偉業を達成し続けることを確信しています」との言葉を伝えた。

この後、記事では、大谷が現地火曜のアスレチックス戦でベーブ・ルース以来の1シーズン2桁勝利&2桁本塁打を達成したこと、メジャー通算118号本塁打を放ち、日本人選手の通算本塁打数ではイチローを抜いて松井秀喜に次ぐ歴代単独2位になったこと。

さらにはキャリアハイの157奪三振をマークし、日米通算1,000奪三振に到達したことについて触れた上で、水原一平通訳を介した大谷による、「できる限り多くの試合でプレーできるようにしています。1試合1試合を大切にし、怪我をしないように心がけています」との今後の抱負について語った言葉を伝えている。

J SPORTS編集部

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