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野球 コラム 2022年7月23日

【ハイライト動画あり】大谷翔平、104年ぶりの「2桁勝利&2桁本塁打」はお預け。5試合連続2桁奪三振も突如の乱調で6失点

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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大谷翔平、10勝目ならず

エンジェルスの大谷翔平は再びチームの連敗を止めるべく、現地7月22日(日本時間23日)にオールスターブレーク後、最初のゲームとなった敵地トゥルーイストパークでのブレーブス戦に「1番・投手兼指名打者」で先発出場。

6回終了時までは1安打無失点11奪三振と、ほぼ完璧な投球でマウンドを支配するも、7回に2被弾するなど6失点を喫し、久々に敗戦投手。104年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」はお預けとなった。試合は1-8でエンジェルスが初めて訪れた球場でのシリーズ初戦を落とし、シーズン前半からの連敗を4とした。

『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、同日付で「オオタニの支配的な期間はいきなり幕切れを迎える」と題した記事を投稿し、その冒頭で「エンジェルスが苦闘しながらオールスターブレークを迎えるなか、ショウヘイ・オオタニは、シーズン後半最初の試合で登板する準備を整え、球団が喉から手が出るほど欲していた勢いをもたらすため、盛夏のクラシックで投げない決断を下した」と前置き。

その上で、「しかし、今季のエンジェルスによる多くの善意の計画同様、今回もそれは上手くいかず、オオタニは6回に渡り支配するも、7回に全てが崩壊した」と、試合を振り返った。

記事によると、試合後にフィル・ネビン監督代行は、「(オオタニにとっては)明らかに厳しい試合になった。彼はマウンドに上がる度に、1点も許すわけにはいかないと感じていたと思う。そして、しばらくの間、彼は失点しなかった。味方の攻撃が苦しんでいるのが分かっているときに投げるのは難しいものだ」。

「毎晩彼のように投げていて、1つのちょっとしたポテンヒットやミスが痛手になるのを理解していると、あのように投げるのは難しいものだし、それがかえって、彼がここ2ヶ月でやってきたことをより一層素晴らしいものにしている」と述べ、連続していたマウンド上での支配的なパフォーマンスの途切れた大谷を労ったとのこと。

また、大量失点した7回についてネビン監督代行は、「6回に渡り、向こうには本当にチャンスがなかった。彼はスワンソンに対してカウント3-2で少し見失ってしまい、そしてスプリットがしっかりと決まらなかった。その後は、2本の弱い当たりの安打があった」。

「私はロサリオに対し、(アーロン)ループを準備していたのだが、振り返って見ると、恐らくあそこで(オオタニを)下げるべきだった。でも、時として彼が無敵なのを見ていたのだが、今回は単にその通りにはならなかった。あれは私の責任だ」と述べている。

ボリンジャー記者は記事の末尾で、「しかし、オオタニにとっては悪いことばかりではなかった」とした上で、「5試合連続2桁奪三振は球団史上3番目に長い記録」であり(最長は1977年のノーラン・ライアンによる7試合で、2位は同じくライアンによる1972年から73年にかけての6試合)、「オオタニは今季、2桁奪三振を8回記録しているが、これはメジャートップである」と、ポジティブな話題についても触れている。

J SPORTS編集部

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