人気ランキング
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
コラム&ブログ一覧
第93回都市対抗野球大会が、7月18日(月)に開幕する。今回は近畿の代表5チームを取り上げる。
NTT西日本(8年連続33回目/大阪市)近畿第1代表
◆過去5年間の成績
・2021年:2回戦敗退
・2020年:ベスト8
・2019年:ベスト8
・2018年:1回戦敗退
・2017年:1回戦敗退
無傷の4連勝で近畿第1代表となった。浜崎浩大は長くチームの主戦を任される32歳の右腕で、2次予選は1回戦、決勝の先発を任された。入社3年目の本格派右スリークォーター田村孝之介は2番手の先発として好投。
また、150キロ右腕の大江克哉がリリーフに回って3試合8イニングを自責点0に封じている。加えて近畿予選で有力チームが敗れたことにより、榎本亮(パナソニック)と吉高壯(日本生命)を補強。投手陣の厚みが増している。
打線は4番・藤井健平が2次予選の4試合で打率.571、3打点を記録。強肩、俊足でも知られる左打ちの外野手だ。3番セカンドの平良竜哉も走攻守の揃った右打者で、170センチ・78キロと小柄ながらパワフルな打撃で知られている。2番で起用されている泉口友汰は大阪桐蔭高校、青山学院大学と名門で鍛えられてきた新人。ショートという難しいポジションを任されながら打率.353と結果を出した。
また、打線は4試合で6本塁打を記録している。7番・山田峻士、8番・辻本勇樹が2本塁打を放つなど、下位打線も切れ目がない。過去3大会で2度のベスト8入りを果たしているチームだが、「さらに上」を目指せるメンバー構成だ。
三菱重工West(2年連続38回目/神戸市・高砂市)近畿第2代表
三菱重工West
◆過去5年間の成績
・2021年:2回戦敗退
・2020年:予選敗退
・2019年:3回戦敗退
・2018年:準優勝
・2017年:1回戦敗退
昨年、三菱重工の4チーム(広島、神戸・高砂、名古屋、横浜)がWestとEastに再編され、より強力な構成になった。2次予選は4試合中2試合が1点差で、接戦をものにする勝負強さが光る。
竹田祐(三菱重工West)
森翔平(広島)、八木彬(千葉ロッテ)がプロ入りで抜けたものの、新人投手が穴を埋めた。竹田祐は東京六大学の強豪・明治大学のエース格だった大型右腕で、第2代表決定戦でも勝ち投手となった。球威以上に開きを抑えた出どころの見にくいフォーム、制球力といった実戦的な投球が光る。三菱重工広島から移籍してきた34歳のベテラン右腕・鮫島優樹とともに、先発の2枚看板を担っている。
阪神、オリックスでプレーした右腕・金田和之は150キロ超の速球を持ち、リリーフで4試合に登板している。チームを長く支えてきた鉄腕・守安玲緒も健在だ。
打線は根来祥汰が打率.455、出塁率6割と1番の役割を果たした。4番・西岡武蔵は打率.429を記録し、チーム最多の6打点を挙げている。また、日本生命から船越孝志朗(投手)、原田拓実(内野手)、上西主起(外野手)と3名を補強しており、大きな戦力になるだろう。
ミキハウス(2年連続3回目/八尾市)近畿第3代表
◆過去5年間の成績
・2021年:1回戦敗退
・2020年:予選敗退
・2019年:予選敗退
・2018年:予選敗退
・2017年:予選敗退
昨年に続いてベテラン右腕2人の活躍で、東京ドーム行きを決めた。第92回大会は1回戦で優勝チーム・東京ガスと1点差の接戦を演じている。
栗山拓巳は32歳の右腕で、長くチームのエースを担ってきた。加えて同学年の高橋康平が前所属チームの活動休止により昨季からチームへ加わり、ダブルエースの整備によって連戦を勝ち抜く体制が整った。いずれも速球は130キロ台だが、投球の上手さは社会人でもトップクラスだろう。
投手陣は補強でパナソニックの本格派右スリークォーター與座健人、日本生命の好左腕・高橋拓巳も加わっている。
打線は4番ファーストの田中秀政が最大の得点源だ。5試合で打率.550を記録し、チーム最多の6打点を記録している。猪原隆雅は日本体育大学から入社した1年目の外野手で、2次予選で脅威の打率.714を記録している。
立花允夫は近畿予選こそ不調だったが、チームを長く支えてきた堅守の内野手で、補強選手としても都市対抗に4度出場している。また、打線は日本製鉄広畑のスラッガー西川雄大が補強されている。
日本新薬(2年ぶり38回目/京都市)近畿第4代表
日本新薬
◆過去5年間の成績
・2021年:予選敗退
・2020年:ベスト4
・2019年:2回戦敗退
・2018年:1回戦敗退
・2017年:1回戦敗退
近畿2次予選は1回戦でNTT西日本に敗れたものの、そこから5連勝。6試合の防御率が0.49という投手力で東京ドーム行きを決めた。2020年の第91回大会ではベスト4入りを果たしているチームでもある。
長くチームを支えた技巧派左腕・榎田宏樹が退いた中で、先発の2枚看板となったのが小松貴志と岩本喜照。岩本はリリーフで貢献してきた187センチの本格派だが、先発で新境地を開拓している。第4代表決定戦は日本生命を8回途中まで零封した。
福永裕基(日本新薬)
打線は今回の予選で打率.212と苦しんだが、4番ファーストの濱田竜之祐が6試合で2本塁打、5打点と光った。3番・福永裕基、5番・若林将平と「一振り」のある強打者が前後を固めていて、長打力は水準以上だ。
第4代表決定戦のスタメンを見ると2番・武田登生、5番・若林、9番・竹内紘生と大卒新人が3名。世代交代の進みつつある打線の脱皮に期待したい。
大阪ガス(5年連続28回目/大阪市)近畿第5代表
大阪ガス
◆過去5年間の成績
・2021年:2回戦敗退
・2020年:1回戦敗退
・2019年:2回戦敗退
・2018年:優勝
・2017年:予選敗退
日本選手権を2連覇中の強豪だが、近畿予選は2敗を喫し、ギリギリで本大会出場権を得た。とはいえ総合力は今大会でもトップレベルだ。
エースの河野佳は高卒3年目で、昨年の大会でも好投を見せた。174センチ・78キロの右腕で、常時140キロ台半ばの速球に加えて、驚異的な制球力とカットボールのキレを持つ。今予選も防御率1.04と流石の投球成績を記録している。完成度が高く、プロでも即戦力だろう。
先発の2番手は入社4年目の技巧派左腕の秋山遼太郎。また、2次予選では東洋大学から入社した新人の大宮隆寛がリリーフで3試合に起用された。日本生命の本格派右腕・山本隆広も補強されている。
投打に「プロ注」のいるチームで、三井健右は186センチ・95キロの左打者。立教大学から入社して2年目。広島入りした末包昇大の後釜として4番に入り、打率.333、4打点と結果を出した。児玉亮涼は165センチの小兵だが、小技が上手く、抜群の守備力を持つショート。ケガ明けで参加した今予選だが、6試合で打率.294と悪くなかった。この2人は入社2年目で、今年のドラフト対象になる。
橋本典之(大阪ガス)
慶應義塾大学から入社した新人・橋本典之も1番で起用された。166センチの小柄な左打者だが、2次予選は打率.308ながら6試合で5本の二塁打を放ち、チーム最多の8打点を記録している。
文:大島和人
大島 和人
1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty)
あわせて読みたい
J SPORTS IDを登録すれば、
すべての記事が読み放題
ジャンル一覧
人気ランキング(オンデマンド番組)
-
【限定】J SPORTS STADIUM2024 横浜DeNA vs. 阪神(10/03)
10月3日 午後5:50〜
-
【限定】カープ道 2024 カープ道的ドラフト大胆予想(広島ホームテレビ2024年10月23日放送分)
10月23日 午後10:00〜
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 東京ヤクルト(10/05)
10月5日 午後5:55〜
-
【限定】カープ道 2024 輝きを取り戻す美ボディ作り!?(広島ホームテレビ2024年10月9日放送分)
10月16日 午後10:00〜
-
【会員無料】【限定】中日ドラゴンズ 井上一樹 新監督就任記者会見
10月18日 午後9:00〜
-
J SPORTS STADIUM2024 中日 vs. 広島(09/22)
9月22日 午後5:55〜
-
【限定】カープ道 2024 マニアックカープあるある2024(広島ホームテレビ2024年10月2日放送分)
10月9日 午後10:00〜
-
J SPORTS STADIUM2024 広島 vs. 阪神(09/27)
9月27日 午後5:55〜
野球人気アイテム
-
ドジャース 大谷翔平 50-50達成記念ダブルコインフォトミント
-
ドジャース 大谷翔平 50-50達成記念ゴールドコイン
-
【大谷翔平 50-50達成記念】特大アクリルスタンド(デュアル)
-
【大谷翔平 50-50達成記念】特大アクリルスタンド(バッティング)
-
大谷翔平 ナショナルリーグ ホームラン王&打点王 獲得記念 Tシャツ ブルー
-
谷翔平 31日 万年日めくりカレンダー
-
大谷翔平 ナショナルリーグ ホームラン王&打点王 獲得記念 N&N Tシャツ ブルー
-
[限定99セット] 広島東洋カープ 野村祐輔投手 引退記念直筆サイン入りフォトパネル
-
[限定99セット] 広島東洋カープ 滝田一希投手 プロ初勝利記念直筆サイン入りフォトファイル
J SPORTSで
野球を応援しよう!