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大谷翔平とフィル・ネビン監督代行
エンジェルスは現地7月3日(日本時間4日)、敵地ミニッツメイドパークで行われたアストロズとのシリーズ最終戦で善戦するも、9回裏にサヨナラ弾を許して2-4で敗れ、3連敗のスイープを喫した。二刀流スターの大谷翔平はこの試合に「3番・指名打者」でスタメン出場し、4打数1安打1打点だった。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、この日もエンジェルス打線が三振を山積みしたことから、同日付で「ヘイローズ(エンジェルスの愛称)の三振問題が臨界点に達した」と題した記事を投稿。
その冒頭で、「今季、エンジェルスは三振で討ち取られる問題を抱えてきたが、日曜午後のミニッツメイドパークでの4-2のサヨナラ負けで、9イニングの試合におけるメジャーリーグ史上最多タイとなる20個の三振を喫したことで、その問題が頂点に達した」と伝えた。
記事によると、9回に終了した試合での20三振はア・リーグ、ナ・リーグの両リーグを通じて今回が史上8回目であり、2019年4月28日のホワイトソックス戦でタイガースが喫して以来とのこと。また、エンジェルスはスイープを許したこの3連戦でアストロズに対し、合計48三振を喫しており、記事では「これでエンジェルスは今季の三振数をメジャーリーグトップの783としたが、これは2位より34多い」と伝えている。
ボリンジャー記者によると、試合後、エンジェルスのジェレミー・リード打撃コーチは、「今日は上手く行かない1日だった。日数はともかく、我々はここのところ苦しんでいるが、それは努力が足りないからではない」。
「ウチの選手たちは毎日バットで振り込んでいる。彼らは自分たちのすべき事をやり終えてここへ来た。彼らは前向きで、エネルギーを満たしてここへ来たんだ。単に、我々の思うように行かなかっただけだが、選手たちは課題に取り組み、格闘している。ただ、一度にあまりに多くのことがあると、厳しいものだ」と述べた。
また、問題がアプローチに基づくものなのか、そしてどのようにすれば局面を打開できるのかについて問われると、「我々はこれについて毎日見ている。投げる投手も、腕の左右も異なる。今日は左腕によるシンカーだったが、ここ2日間はより高めで、ゾーンに入ってくる球種だった」。
「我々はそれをしっかり把握している。我々は選手個別に、どうすれば彼らがベストのパフォーマンスを発揮できるか話している。そして今は、我々の望む通りになっていないんだ」と答えたとのこと。
また、フィル・ネビン監督代行は、メジャー2位の三振数を記録しているブレーブスが46勝34敗と大きく勝ち越していることから、三振の数はそこまで問題にしていないとのことで、「私は三振の数に関しては、そこまで懸念していない。我々がどう三振しているかが問題だ」と述べている。
何れにせよ、エンジェルスが地区4位に沈んでいるのは厳然たる事実であり、問題は三振の数同様、山積しているということだろう。
J SPORTS 編集部
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