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野球 コラム 2022年6月12日

【ハイライト動画あり】大谷翔平、13号2ラン+2安打、サイクルヒットにあと一歩

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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あと3塁打でサイクルヒット(この試合の写真ではありません)

エンジェルスの大谷翔平は現地6月11日(日本時間12日)、本拠地でのメッツ戦に「3番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席で先制の適時2塁打を放つと、その後、第2打席の単打を挟んで、5回の第3打席には弾丸ライナーの今季13号2ラン本塁打を放ち、MLBキャリア2度目となるサイクルヒットに王手をかけた。

残念ながら大谷のサイクル達成はならなかったが、この試合では同僚のジャレッド・ウォルシュがサイクルヒットを達成したほか、4試合ぶりの復帰となったマイク・トラウトにも2本の本塁打が飛び出し、エンジェルスが強敵メッツを11-6で下した。

東海岸の現地紙『ニューズデイ』は、同日付で電子版に掲載したメッツの敗戦を伝える記事のなかで、この日のエンジェルス打線の猛攻について、「ジャレッド・ウォルシュはサイクルヒットを達成し、3打点を挙げた」。

「その上、ショウヘイ・オオタニにも対処しなければならず、最近の大スランプはあったものの、エンジェルスは対戦相手に手痛い代償を払わせる全てが揃っているということを常に思い出させるわけだが、彼らはその通りだった。トラウトはキャリア23試合目となる1試合複数本塁打を達成し、オオタニが本塁打と適時二塁打を加え、それぞれが3打点をマークした」と伝えた。

記事によると、大谷とトラウトに本塁打を打たれたメッツ先発のカルロス・カラスコは、試合後この2人について、「とにかく脱帽するしかない。あの2人はベースボールで最高の選手たちなんだ」と述べたとのこと。

一方、『MLB.com』は同時付で「トラウトとオオタニのホーマのお株を奪うのは何?ウォルシュのサイクルヒット!」と題した記事を投稿。その冒頭で「彼らは1ヶ月前のエンジェルスのようだった」とした。

その上で、エンジェルスの勝ちっぷりについて、「ダイヤモンドの至る所へヒットを撒き散らし、外野フェンスを越えるホームランを打ち上げ、多くの勝利の中で得点を取りまくる者共だった」と表現した。

そして、主軸の活躍については、「左鼠径部の張りで火曜以来の復帰を果たしたトラウトは、3安打3打点をマークし、一方で、オオタニも3打点をマークしつつ、彼自身もサイクルヒットまで、あと三塁打1本が出ずに試合を終えた」と伝えた。

くだんの球団史に残る連敗により借金生活になったとはいえ、まだ地区2位は維持しており、捲土重来へ向け試合数は十分すぎるほど残されている。

パワーランキングで常にトップ3圏内を堅持する強敵を相手にしたこの試合の勝ち方は(9回の4失点は頂けなかったとはいえ)、今後のエンジェル、そして二刀流スターの巻き返しに大きな期待を抱かせる内容となったのは間違いない。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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