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野球 コラム 2022年6月6日

【ハイライト動画あり】延長タイブレークの投手戦を制し、大阪商業大学が富士大学に勝利。全日本大学野球選手権1回戦

野球好きコラム by 大島 和人
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大阪商業大学vs.富士大学

本日開幕した第71回全日本大学野球選手権大会。東京ドームの第2試合は2大会連続12回目の出場となる大阪商業大学(関西六大学連盟)と、5大会連続15回目の出場となる富士大学(北東北大学連盟)の1回戦となった。

先発は富士大学が4年生右腕・金村尚真で、大阪商業大学は4年生左腕・伊原陵人。試合は好投手同士の緊迫感のある投手戦となる。

試合は5回裏に動いた。富士大学はこの回先頭の4番・須田優真が右中間にソロ本塁打を放ち、1点を先制。さらに二死1・2塁のチャンスを作る。大阪商業大学は伊原がここで降板し、2番手投手として3年生右腕の上田大河を起用。上田はこの回のピンチを三振で封じると、最速152キロを記録するなどインパクトのある好投を見せた。

大阪商業大学は7回、3番・植本亮太、4番・渡部聖弥が連続内野安打で出塁し、バントで一死2・3塁とチャンスを広げる。ここで6番・家田陸翔がセンター前にタイムリー安打を放ち、1-1の同点に追いつく。しかし7番・福島大輝のスクイズは失敗に終わり、勝ち越しは出来なかった。

金村、上田とも9回まで失点を許さず、1-1のまま、10回以降はタイブレークとなる。攻撃は継続打順で、無死1・2塁からのスタートだ。先攻の大阪商業大学は6番・家田がバントで送り、続く7番・福島大がライト前にタイムリー安打。8番、9番は倒れたものの、上田にとっては大きな後押しだった。

上田は一死2・3塁から投手ゴロ、センターフライと相手を打ち取り、10回裏の富士大学を無得点に抑えた。タイブレークを制した大阪商業大学が、2回戦進出を決めている。富士大学も敗れはしたものの、好投の金村尚真、好守の野中健吾と「岡山学芸館高校同級生コンビ」の活躍が光った。

◆試合結果

大商大|0 0 0 0 0 0 1 0 0 1|2
富士大|0 0 0 0 1 0 0 0 0 0|1

◆投手

・富士大:●金村
・大商大:伊原、○上田

◆本塁打

・富士大:須田優真ソロ(5回)

文:大島和人

大島 和人

大島 和人

1976年神奈川県で出生。育ちは埼玉で現在は東京都町田市に居住。早稲田大学在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れた。卒業後は損害保険会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。現在はサッカーやバスケ、アマチュア野球など多彩なボールゲームの現場に足を運んでいる。Twitter(@augustoparty

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