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ダルビッシュ有、4勝目
パドレスのダルビッシュ有は現地5月19日(日本時間20日)に敵地フィリーズ戦で先発登板すると、7回6安打無失点、5奪三振無四球と快投し、今季4勝目を挙げた。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ・カッサベルは同日付で「ダルビッシュによる珠玉がパドレスの東部遠征での提示を強調」と題した記事を投稿し、その中で「ユウ・ダルビッシュは素晴らしい7回を投げ、サンディエゴはまたしても、その有効性が実証済みの公式に依存した」と、得点力の低さを高い投手力で補っている今季のパドレスの戦い方に焦点を当てた。
さらにカッサベル記者は、この記事の中で今季のダルビッシュの投球スタイルについて、「ある意味、ベテラン右腕は今季、自分自身を再発明したと言える」と前置きした上で、「彼は今では、そこまで奪三振に依存しなくなり、より変化球にも頼らなくなった」とし、「その代わり、ダルビッシュは速球を狙い通りの場所へ投げるようになり、それが結果として多くの弱いコンタクトを誘発した」と伝えた。
同様に、現地紙『サンディエゴ・ユニオントリビューン』も同日付で掲載した記事で、投高打低で勝っているパドレスのスタイルについてフォーカスしており、記事の冒頭で「パドレスは優れたピッチングスタッフと、辛うじて足りるだけの攻撃を持っている」とした上で、「運頼みよりは大分良いが、掛かるストレスはほんの僅かに少なくらいである」と、球団の現況を要約した。
記事ではこの日の先発右腕について、「ダルビッシュは6安打を許すも、打者に四球を与えることなく、成績を4勝1敗に向上させて今季6度目のクオリティスタートをマークし、パドレスにとってはメジャートップの20度目のクオリティスタートとなった」と振り返た。
そして、「ダルビッシュは、試合前のブルペンでの感触は良くなく、試合開始の際は“重たく”感じたと述べた」とした上で、「彼の速球は、最初の30球では平均93マイル(149.7キロ)だったが、最後の32球では96マイル(154.5キロ)となり、104球目に投じた最後の速球は96.8マイル(155.8キロ)だった」と、尻上がりにフォーシームの威力が増したことを捕捉した。
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