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大谷翔平、6回2安打1失点も勝敗つかず
エンジェルスの大谷翔平は現地5月11日(日本時間12日)、本拠地エンジェルスタジアムでのレイズ戦で「3番・投手兼指名打者」のリアル二刀流で先発出場すると、マウンドでは6回2安打1失点5奪三振と好投し、打席では4打数1安打1盗塁とするも、投手としての勝敗はつかず、試合は延長の末、エンジェルスが2-4でシリーズ最終戦を落とした。
『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンジャー記者は、同日付で「レイズに対して“人間”だったオオタニは6回を凌ぐ』と題した記事を投稿した。
その冒頭で、大谷がフェンウェイパークでの前回登板時に見せた無双レベルのパフォーマンスを引き合いに、「先週のフェンウェイパークでの支配的な登板、そして火曜のリード・デトマーズの歴史的なノーヒッターの直後とあり、水曜のレイズ戦では、二刀流センセーションのショウヘイ・オオタニが、アンコールに何をしてくれるのかと言う期待が渦巻いていた」とした。
その上で、「しかし、オオタニはベストな投球は持ち合わせてはおらず、速球は僅かながら球速が落ち、スプリットの制球は安定性を欠いていた」と、この日の二刀流スターのマウンド上での様子を要約した。
さらに記事では、「今季の速球の平均球速を97.2マイル(156.4キロ)としているオオタニのこの日の速球の平均は96マイル(154.5キロ)で、彼にとっての最終回は最高で93.3マイル(150.2キロ)だった」と、フォーシームの球速について言及した上で、「彼は試合後、自分は健康であり、あるとしたらちょっとした疲れくらいだと主張した」と伝えている。
記事によると試合後、エンジェルスのジョー・マドン監督はオオタニの投球について、「彼はとにかく立ち向かい、今日も我々に勝つチャンスを与えてくれた。繰り返しになるが、彼のスケジュールは、他の皆とは少し違うんだ。あのように6回を投げ切ったのは、私は素晴らしいと思った。彼は大丈夫。彼はただ、少しばかり人間みたいな感じになったのであり、それだけの話」とコメントしたとのこと。
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