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大谷翔平、第4号本塁打
エンジェルスの大谷翔平が現地4月29日(日本時間30日)の敵地ホワイトソックス戦で今季第4号ソロを放ち、打撃復調傾向の度合いを急加速させた。
今季初めて4番に入った二刀流スターが、1回の第1打席でいきなり見せたセンター方向への大飛球に、現地放送のアナウンサーは「ショウタイム・イズ・バック!」(ショウタイムが戻ってきた)と実況し、解説者も「あれが我々の見たいショウヘイ・オオタニのホームランであり、スイングだ」と応じた。
一方、『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、この日先発が予定されてノア・シンダーガードが登板を回避しながらも、エンジェルスが急遽ブルペンデーとなった試合をものにしたことから、同日付で投稿した記事の冒頭で、「ノア・シンダーガードなしでも、問題なし」とした。
その上で、「金曜に先発が予定されていたシンダーガードが体調不良により登板を回避したにも関わらず、初回のテイラー・ウォードとショウヘイ・オオタニの本塁打で勢いに乗ったエンジェルスは、7人のリリーバーが合わせてホワイトソックス打線を3安打に抑え、ギャランティードレートフィールドでのシリーズ初戦を5-1で勝利した」と、試合をサマライズした。
同記者は、打球初速が時速108.3マイル(174.3キロ)に達した大谷の4号ソロのシーンについて、「オオタニはカウント3-1から、ジオリトの高めの速球を左中間へ弾き返したのだが、比較的スロースタートだった彼が打席で復調し始めたのは、良い兆しである」とした。
そして、その復調加減について「彼はこの試合、5打数2安打3得点で、ここ5試合は打率.364(22打数8安打)とし、シーズン全体でも20試合で打率.247/出塁率.297/長打率.435まで打撃成績を上昇させた」と伝えた。
なお、ジョー・マドン監督は試合後、大谷の本塁打について、「彼はボールを引っ張りに行っていない。彼が引っ張ってゴロを打つときは、それが良い兆候になることは一度もないんだ。でも、彼が真ん中へ高い球を打つときは、良い兆候なんだ」と述べ、二刀流スターの復調を喜んだ。センター方向への大飛球は好調のバロメーター。これは本塁打量産の予兆のはずだ。
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