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6回3失点で2勝目
パドレスのダルビッシュ有は現地4月29日(日本時間30日)、敵地PNCパークでのパイレーツ戦に先発登板し、6回を投げ、8安打3失点、5奪三振1四球で今季4度目のクオリティスタートを達成し、自身2勝目を挙げた。試合はパドレスが7-3で勝利し、連勝を4に伸ばした。
右腕は立ち上がりこそ2点を許すも、その後は、打球が直撃するアクシデントがありながらも、パイレーツ打線を最少失点に抑え、きっちりと役割を果たしてブルペンへと繋げた。
『MLB.com』でパドレスを担当するAJ.カッサベル記者は、同日付で投稿した試合のラップアップ記事の中で、この日のダルビッシュについて、「(2回以降)ベテラン右腕は落ち着いて投げ、6回3失点とし、唯一よろめいたのは、キーブライアン・ヘイズが打ち返した、打球初速105.9マイルのピッチャー返しが直撃したシーンだけだった」と振り返った。
一方、地元紙『サンディエゴユニオントリビューン』は同日付で掲載した記事の中で、ダルビッシュが打球を受けた直後の場面について、「ダルビッシュは、その直後にダグアウトのボブ・メルビン監督とトレーナーのベン・フレイザーに向かって、自分の状態を確認しにこなくても大丈夫だと身振りで伝えた。2人は確認しに出てきたが、会話はすぐに終わった」と伝えた。
記事によると、パドレスのメルビン監督は、「彼は全くもって、降板するつもりはなかった。ああいうことが起こると、直ぐにマウンドへ出て行って、投手を降板させるものなのだが、彼は我々が出て行かなくて良いとさえ思っていた。彼はかなりのタフガイだということが分かってきたね」と述べたとのこと。
また、記事では今季最多の98球を投げた右腕について、「ダルビッシュがマウンドに残ると主張したことには、2つの目的があり、そのうちの1つは、パドレスの主要なリリーバーが最近よく働いているのを彼が知っていることだった」とした。
その上で、「彼は通訳のシンゴ・ホリエを介し、“試合ではできる限り長く投げようと努力するものです。それに、時として、打者がボールを当てられながらも試合に留まり、耐え抜くのを目にします。自分も同じことをしようと思いました”と述べた」と伝えた。
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