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野球 コラム 2022年4月19日

【横浜好き】苦しい戦いの中、昇格選手が結果を残した1週間。『週刊ベイスターズいいとこどり』4月12~17日号

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

コロナ禍の影響で大幅なメンバー入れ替えとなった先週のベイスターズ。沖縄遠征から雨中の試合もあった地元3連戦は、苦しい戦いが続きましたが、今回も“いいとこ”を探していきましょう。

◆4月12日(火)●4-10 巨人(那覇)

4試合中止から再起動となった沖縄遠征初戦は2ケタ失点での大敗となったが、打線は13安打を記録した。大幅なオーダー変更の中、衝撃デビューを飾ったのがドラフト6位ルーキーの梶原昂希。1番・センターでスタメン出場し、初打席は三振に終わったが、第2打席に右中間スタンドに2ラン本塁打を放ってプロ初安打、初本塁打、初打点を記録。以降の3打席も全て安打でセ・リーグの新人では初となるデビュー戦4安打をマークした。

4番で今季初出場のソトが2安打1打点。佐野恵太はタイムリーを含む3安打猛打賞の活躍を見せた。ロメロ入江大生が大量失点を喫した投手陣は、来日初登板となったクリスキーが2イニングを投げて無失点デビュー。同じく今季初登板の池谷蒼大田中健二朗が1イニングずつを無失点に抑えた。

◆4月13日(水)●3-4 巨人(那覇)

1点差及ばず連敗となった第2戦は、ご当地沖縄出身の嶺井博希が前夜の代打での安打に続き、この日は2本のタイムリーで2安打2打点と故郷に錦を飾った。ソトがタイムリーを含む3安打猛打賞。2番・ライトでスタメン出場した蝦名達夫は初回に今季初安打を放ち、二盗を決めた後、ソトの一打で先制点となるホームを踏んだ。

投手陣は開幕戦以来の登板となった東克樹が5回4失点で降板したが、2番手で登板した田中が2イニングで4奪三振の快投を見せ、2試合連続無失点でトミー・ジョン手術からの完全復調をアピールした。

◆4月15日(金)●2-3 ヤクルト(横浜)

霧のような雨が降り続く中、行われた試合で、ベンチとスタンドを沸かせたのが、楽天から10年ぶりに復帰した藤田一也。8回に代打で登場し、復帰後3打席目で今季初安打を放った。8番・セカンドでスタメン出場した田中俊太も今季初安打をマーク。

ソトは復帰後3試合連続となるマルチ安打を記録し、今季初本塁打も放った。3番に定着した佐野も2安打と好調が続く。投手陣は坂本裕哉が5回3失点で降板した後、ピープルズが2イニング、エスコバー伊勢大夢が1イニングずつを無失点に抑えた。

◆4月16日(土)○6-0 ヤクルト(横浜)

連敗ストップの立役者となったのが上茶谷大河。力のある速球を軸に、カットボールや新球シュートなどの変化球を効果的に使い、91球の省エネ投球でプロ初の無四球完封勝利をマークした。

今季最多14安打の打線は、佐野、宮崎敏郎大和の3人が3安打猛打賞を記録。ソトが2試合連続となる先制2ランを放ち、宮崎の2ランと佐野の2点タイムリーでクリーンアップが全打点を記録した。今季初スタメンとなった1番・ライトの宮本秀明と7番・セカンドの藤田がいずれも安打を放った。

◆4月17日(日)●4-5 ヤクルト(横浜)

今季初勝利を目指した大貫晋一が6回2失点と好投も、エスコバー、クリスキーの助っ人リリーバーが打たれて逆転負けを喫した第3戦でも、開幕時は控えや不在だった選手が活躍した。

1番・ライトでスタメン出場した大田泰示が先制点となる移籍後初本塁打を放ち、スタメンマスクの嶺井も追加点となる2点タイムリー二塁打。大和が5試合ぶりとなる打点をマークし、関根大気もスタメンで2安打を記録。ソトはこの試合もマルチ安打で打率は.476となった。

5試合で1勝4敗とコロナ禍の影響が否めなかった1週間でしたが、代わりに昇格した選手が軒並み結果を残し、ダメージよりもむしろ今後への期待が広がった印象もあります。この期間でも石田健大の陽性が新たに発覚するなど、今後も離脱者が出ることが避けられない状況のようですが、逆に言えば多くの選手にチャンスが訪れるシーズンでもある、と前向きに考えていきたいと思います。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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