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野球 コラム 2022年3月31日

鈴木誠也、初安打が初本塁打。「スタジアムの全員がカブスが契約した理由を目の当たりにする」と現地メディア

MLBコラム by J SPORTS 編集部
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鈴木誠也

自己紹介は打席の上でとばかりに、カブスの鈴木誠也がインパクトのある初安打を放った。

現地3月30日(日本時間31日)に開催されたカクタスリーグ(アリゾナ開催のオープン戦)のマリナーズ戦で、2番・右翼でスタメン出場した鈴木は、4回にマルコ・ゴンザレスから、メジャー移籍後初安打となる2ランを左中間の芝生席へ叩き込んだのである。

これについて『MLB.com』でカブスを担当するジョーダン・バスティアン記者は、同日付で投稿した速報記事の冒頭で、「先週のセイヤ・スズキにとってのカブスでの最初の試合で、日本人スラッガーの打席における第一印象について聞かれたデビッド・ロス監督は笑みを浮かべながら、“カブスのユニフォームを着たイケメンを見たよ”と答えていた」と前置き。

その上で、「マリナーズに8-5で勝った水曜の試合で、スローンパークにいた全員が、なぜカブスがあそこまでスズキのリクルートと契約に対してアグレッシブだったか、その訳を目の当たりにした」とした。

さらに「ノースサイダース(カブスの愛称)と5年8500万ドル(約100億円)でFA契約したスズキにとって、メジャーリーガーとしてキャリア初の本塁打となり、MLBの投球に適応するなか、このスプリングトレーニングにおける8打数無安打スタートに終わりを告げた」と伝えた。

記事では「舞台裏でスズキは定期的に打撃練習へ足を踏み入れ、シカゴの投手と対戦してきた」とし、「通常の打撃練習では、彼はショーを見せてきたが、これまではまだそのパワーが、カクタスリーグの試合に転換できていなかっただけであり、誰もがそこまで心配していなかった」と初安打が出るまでの内情を明かした。

記事によると、チームメイトのイアン・ハップは鈴木について、「彼のスイングは最高。彼は本当に懸命に練習している。彼の練習は見ていて楽しいね。彼は打撃練習で逆方向へ何度も大飛球を打っている。彼を試合で観ることにワクワクしているんだ」と述べており、新加入の左腕、ドリュー・スマイリーは、「彼は素晴らしい才能を持っている。彼はとても良い成績を残すと思う」と評している。

また、バスティアン記者は、「これまでの8打数無安打だったスズキは、5三振を喫しているものの、最初の2試合では際どい判定で見逃し三振となったが、その後は選球眼を向上させ、1四球を得たのに加え、より有利なカウントにして、より多くのボールをインプレーにするようになった」と伝えた。

そして、「この春は調整できていることが、既に明らかになっている」と、鈴木のメジャー適応が順調に進んでいることを印象付けた。

J SPORTS編集部

J SPORTS 編集部

 

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