大谷翔平、開幕投手に決定。監督の通達に「もしやらなければならないのなら」とユーモアで返答

開幕投手に決定

アメリカン・リーグMVPの二刀流スター、大谷翔平が来月の開幕戦で自身初となる開幕投手を務めることが明らかになった。

これについて『MLB.com』でエンジェルスを担当するレット・ボリンガー記者は、現地25日付で「開幕日ショータイム！」と題した速報記事を投稿し、その冒頭で、「二刀流スーパースターのショウヘイ・オオタニは、この金曜に自身のキャリアで初めてエンジェルスの開幕投手に指名されたことで、またしても栄誉を手に入れた」とした。

その上で、「ヘイローズ（エンジェルスの愛称）のジョー・マドン監督が、4月7日にエンジェルスタジアムで開催されるアストロズ戦で、オオタニが先発登板すると発表したのである」と伝えた。

一方、現地紙『オレンジカウンティレジスター』は同日付で電子版に掲載した記事の冒頭で、「この冬の間は、開幕日がいつになるのかは誰にとっても定かではなかったが、エンジェルスの開幕戦で誰が先発登板するかについては、全く疑問の余地はなかった」とした上で、マドン監督が現地金曜に大谷を開幕投手とする旨を発表したと伝えた。

記事によると、今回の決定についてマドン監督は、「ショウヘイにはその権利がある。従って、他の名前が挙げることへの懸念や話し合いはなかった。我々はこのとこについて、初めから話してきた。我々はこのための準備をしてきたんだ」とコメントをしたとのこと。

また、『MLB.com』の記事によると、マドン監督は大谷にこの決定を伝えた時のことについて、「彼に話したけれど、彼はとても興奮していた。通常、彼はそこまで感情を露わにしないのだけど、もちろん、彼は喜んでいたよ。彼はこの権利を自分の手で得たんだ。我々は準備万端整っているんだ。これは皆にとって心踊ることだよ。正しいことであり、良い結果が出るのを楽しみにしている」と述べた。

さらに記事によると、開幕投手を伝える際のマドン監督と大谷のやり取りは冗談交じりだった模様で、このことについて、マドン監督は「彼の返答は、“まあ、もしやらなければならないのなら”だった。自虐ネタだね。彼にはそういうユーモアセンスがあるんだ。彼は面白いんだよ」と述べている。