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インタビューを受ける西川
今季のスローガン「譲らない!」を象徴する選手だろう。日本ハムを“ノンテンダー”という自由契約で、事実上の戦力外になり楽天にやって来た西川遥輝だ。これまで4度の盗塁王に輝いた29歳は、「社会人として、人間としても成長できる機会。新たな気持ち、挑戦、“譲らない気持ち”で取り組んでいます」と向上心をたぎらせている。
その西川が2月8日、J SPORTSの生インタビューに登場。実況の中田浩光アナと解説の川崎憲次郎さんの質問に、溢れんばかりの意欲と気概をさらけ出し、率直に応対していたので、その内容をお伝えします。
―― 川崎です。お疲れ様です。ユニフォーム、似合ってるじゃないですか。
そうですか? そう言っていただけると嬉しいです。
―― 正直、(新加入したことは)本当にびっくりしました。ここまでどうですか?
本当ですか? ここまで順調にも来ていますし、本当に、一度死んだ身なので、死に物狂いでやらせてもらってます。
―― ここに来たからには、今まで以上の成績を残してもらわないと。
はい、もちろんそのつもりでやっています。
―― 今、どんなところに注力して練習をやっていますか?
昨年はコロナ禍であまり練習ができなかったので、今年は練習量をたくさんする、大きな目標はそこに置いてやっています。
―― 今、けっこう身体も張ってきてる状態ですか?
はい。めちゃめちゃ元気です。毎日、死にそうになりながらベッドに入って、朝起きたら、「よし、やるぞ」という感じでやってます。
―― そうは言っても若いじゃないですか。
まだまだ若いです。20代なので。
―― 身体もまだまだこれから成長するような気もするんですけどね。
はい。背も伸びると思います(笑)。
―― 野球の方もまだまだ伸びしろがあるということですよね?
はい。成長期です!
―― 今年、何か目標にしていることはありますか?
やっぱり、こうやって楽天イーグルスに入団させてもらって、弱くなったと言われたら本当に悔しいので、チームの底上げを大前提にしたいですね。何か(自分が)入ったことによって、チームがうまく活性化するようになったと言われると、一番うれしいので、そういうところも大きな目標としてやってます。
島内と話す西川
―― 選手とも慣れて、いろいろ馴染んでいるんじゃないですか?
優しい選手が多いので、僕が1人でいると喋りかけてくれたりだとか、本当に優しくしてもらってます。
―― 今年何か変えていきたいことはありますか?
若々しく、というのが一番かもしれないです。以前の球団の時は、本当に年下の選手ばかりだったので、自分が何歳なのか、本当に忘れるぐらいだったんです。でも、イーグルスに来てからは上の先輩方もいるので、その先輩方に負けないよう、若手にも負けないように若々しく、ルーキーのような気持ちでやってます。
―― 西川選手のバッティングは、ピッチャーからすると厄介だと思います。また見せつけてやってほしいなと思います。
はい。死に物狂いでやらせてもらいます。
―― 西川さん、実況の中田と申します。新天地にやって来て、どういう存在でありたいと思ってますか?
「どういう存在」ですか…。もう影の存在でいいんです。はい、影の存在でいいんですけど、「コイツがいなきゃ駄目だよな」というふうに思われたいですね。
―― 今日(2月8日)、栗山監督がお越しになっていますが、会いましたか?
少しだけお会いできたんですけど、ゆっくりお話することができなかったので。ちょっと寂しかったんですけど、はい。また連絡させていただきたいなと思います。
―― 黒川(史陽)選手は高校の後輩なんですね。どうですか、黒川選手は?(※ ともに智弁和歌山高校出身)
頑張ってると思いますけど、もっともっとできると思うので、彼に負けないように僕もやりたいなと思います。彼も、僕に負けないようにやってもらいたいなと思います。
―― 後輩が先輩にいいアドバイスをもらいに来たりはしないですか?
そんな甘いもんじゃないです。僕も必死なんで。
―― 最後にメッセージいただけますでしょうか。
早く元気にプレーしている姿を見せられるように、こっちで死に物狂いでやってますので、東北の皆さん、待っていてください。
*****
この日は、侍ジャパンの栗山英樹新監督が楽天キャンプを視察した。西川について尋ねられると、新しく加入した「川島慶三もなんだけれど…」と前置いて、「2人とも実績抜群で野球を知っている。それに、自分のことだけでなく、チームの足りないところに対して全力でいってくれる選手。どんな風に戦いを担っていくのか、チームとして楽しみでもあります」と期待を語った。
西川は、キャンプ初日からチームメイトたちに走塁を教えていた。譲らない精神とともに切磋琢磨していく西川の復活劇、そしてチームの変化に注目していきたい。
文:松山ようこ
松山 ようこ
翻訳者/ライター/インタビュアー。主にスポーツやエンタメ分野にて実績多数。野球はプロ野球からMLB、他にもマイナースポーツからオリンピック大会まで、国内外の競技場や大会での現地取材を数多く経験するスポーツ好き。アスリートはじめ、一般人から著名人まで幅広くインタビューし、日本語と英語ともに記事やコラムにする。訳書『ピッチングニンジャの投手論』『ベイダータイム』。 ※『ピッチングニンジャの投手論 PitchingNinja's analysis of Japanese MLB Aces』 ※『VADER TIME ベイダータイム: 皇帝戦士の真実 』
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