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野球 コラム 2022年1月15日

【横浜好き】日本一になった1998年生まれ「年男」の9選手に期待する。『週刊ベイスターズいいとこどり』

野球好きコラム by 大久保泰伸
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横浜DeNAベイスターズ

新年も2週間を過ぎました。前回のコラムでは、今年の干支である寅年のベイスターズを振り返ってみましたが、今回は選手に注目したいと思います。ベイスターズには寅年生まれの年男が何人いるのでしょうか。

プロ野球選手として年男に該当しそうな年齢は、今年の場合は1998年生まれの24歳、1986年生まれの36歳、ごくごく稀に1974年生まれの48歳ということになりますが、ベイスターズの現役選手で該当するのは9人。その全員が1998年、チームが日本一になった年に生まれた、チームにとってはある意味“黄金世代”と言える9人となります。

この世代の筆頭格が、昨年ルーキーとして数々の記録を塗り替えた牧秀悟(4月21日生まれ)です。昨季は153安打で球団の新人最多安打記録を更新し、他にも二塁打数(35)であの長嶋茂雄氏が持つセ・リーグの新人最多記録の更新、NPB新記録となる5打席連続二塁打と大活躍しました。

しかし、新人王争いでは広島の栗林良吏に次ぐ2位の投票数となり、ベストナインでも二塁手と一塁手で票が分散してしまい、選出を逃すなど、本人も周囲も納得のいかない結果となりました。2年目のジンクスも心配する声もありますが、今季はクリーンアップの一角として、タイトル獲得も期待したいところです。

投手では、伊勢大夢(3月7日生まれ)と入江大生(8月26日)の明治大学出身コンビが年男になります。同じ大卒入団の2人ですが、伊勢は2019年ドラフト3位入団、入江は2020年ドラフト1位入団で、早生まれの伊勢が学年ではひとつ先輩ということになります。

今年プロ3年目を迎える伊勢は、昨季39試合に登板して0勝1敗、6ホールドで防御率2.80。ブルペンの一角として欠かせない存在となりましたが、シーズン終盤の抑えに抜擢された試合では結果を残せず、今季は守護神奪取へ意欲を見せています。

入江はルーキーイヤーでは開幕直後に先発ローテ入りを果たしましたが、4戦全てで負け投手と、球団ワースト記録に並んで二軍に降格。5月に右ひじのクリーニング手術を受け、その後はリハビリに専念する毎日となりました。右ひじの状態が良化した今季は開幕ローテ入りが目標で、プロ初勝利時には、自身が「2000個ある」と豪語する一発ギャグを披露すると公言しています。

投手でもう1人、先発ローテ入りが期待されているのが京山将弥(7月4日生まれ)。今季で高卒5年目となる京山は、18年に6勝をマークして以降、先発の中心に期待されながら伸び悩みが続いています。昨季も2勝7敗、防御率4.97に終わりましたが、ファームではチーム2位の61イニングを投げ、防御率2.36と安定した成績を残しており、一軍と合わせて1年間先発ローテーションを守った実績で、今季の飛躍が期待されています。

その他の野手では、捕手の山本祐大(9月11日生まれ)が、昨季自己最多の51試合出場とブレイクの兆しを見せており、今季は開幕スタメンマスクも期待されています。外野手の細川成也(8月4日生まれ)は、高卒1年目で2本塁打を放ち、将来の4番候補と言われ続けていますが、以降の本塁打数は1年目を超えることなく、プロ5年目の今季は勝負の年となりそうです。

育成選手では、ともに2年目となる石川達也(4月15日生まれ)とスターリン(7月21日生まれ)。そして育成ドラフト1位で入団した外野手の村川凪(6月26日生まれ)が年男になりますが、年齢的にも支配下契約を勝ち取らなければならないシーズンと言えるでしょう。

寅年生まれの“黄金世代”9人がいったいどんな活躍するのか。年男たちの動向に注目しましょう。

文:大久保泰伸

大久保泰伸

フリーライター、編集者。1969年広島市生まれ、現在は神奈川県在住。出版社勤務を経て、20世紀の終わり頃に独立。別冊宝島野球シリーズの執筆、編集や広島などのOBの著書の編集協力などを行い、同社のプロ野球選手名鑑は創刊時から現在まで関わる。記者活動は2009年にベースボール・タイムズ紙の広島担当でスタートし、15年から野球専門サイトのフルカウントで広島、18年からはDeNA担当も兼務した。

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